外壁塗装は、住宅メンテナンスの中でもコストがかかる工事です。「新築時から覚悟していたけれど、いざそのときを迎えるとやっぱりちょっと…」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか？このような場面で気になるのが、「外壁塗装にかかる費用は値引きできるの？」という点です。

相場費用と共に、気になる値引き交渉術について解説します。

外壁塗装の相場費用は？

外壁塗装の見積もりで「100万円以上」という数字が出ると、驚いてしまう方も多いのかもしれません。「いったいなぜこんなに費用がかかるのか？」「もしかしてぼったくりなのでは…」と不安を感じることもあるでしょう。

とはいえ、外壁塗装をするためには、さまざまな費用が発生するもの。使用する塗料はもちろん、足場を組んだりスタッフを確保したりと、「100万円以上」の見積もりが適正である可能性も十分にあるのです。

外壁塗装の費用で戸惑わないために、まず知っておきたいのが費用の相場についてです。塗装費用は、住宅の大きさや選択する塗料の種類によって大きく変わってきます。家が大きく、また高性能な塗料を選択すればするほど、見積価格も高額になるというわけですね。

さて、気になる相場についてですが、40坪の住宅の場合で「80万円～130万円程度」です。一般的な大きさの住宅の場合、最低でも60万円～80万円程度はかかると、見ておいた方が良いでしょう。

外壁塗装はいくらかかる？大きさ別費用相場と妥当な価格の見極め方

外壁塗装の費用は値引き交渉が可能？

「相場価格はわかったけれど…できれば負担は少なくしたい！」こんなときに気になるのが、値引き交渉についてです。外壁塗装に関しても、交渉次第で、ある程度の値引きができる可能性はあるでしょう。

ただし、交渉したからといって、100万円の見積もりが50万円や60万円になるようなことはありません。値引き交渉が成功した場合でも、値引き幅は数％程度が適正と言えるでしょう。たった数％でも、もともとの見積もりが100万円であれば、数万円の節約につながります。
もし可能なら、値引き交渉してみるのもおすすめですよ。

今すぐ実践！値引き交渉術

外壁塗装の値引き交渉には、いくつかコツがあります。ただ単純に「値引きしてよ」と迫るよりも効果が期待できますから、ぜひ実践してみてください。
2つの交渉術を具体的に紹介します。

交渉術1.「相見積もりをする」

住宅に関する工事は、どれも高額になりがちです。だからこそ、いざ工事を検討する際には、複数の業者から見積もりをとって比較検討する方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装に関しても、相見積もりは有効な方法です。

たとえば、他社の見積もりが自分の会社よりも低かったら、積極的に値下げに応じてくれる傾向にあります。また他社の見積もりをもとに、「何にお金がかかっているのか？」を明らかにすることで、戦略的に値引き交渉を進めていける可能性もあります。

相見積もりをする場合、2～3社に的を絞って行うのがおすすめです。各社に依頼する内容は、できるだけ同条件でそろえておくと比較しやすいでしょう。複数の業者とやりとりする分、手間はかかりますが成功率の高い交渉術です。

交渉術2.「スケジュール調整をする」

外壁塗装工事を行うためには、業者側もスケジュールを組んで、各種職人さんを確保しなければいけません。実は、春や秋は外壁塗装の繁忙シーズンで、スケジュールもタイトになりがち。
一方で、梅雨シーズンや夏季は比較的暇になりやすいため、「多少値引きしてでも仕事をとりたい」と考える業者も多いのです。

値引き交渉する場合、「スケジュールを指定しない代わりに、多少の値引きが可能かどうか？」を確かめてみてください。

この方法なら、業者側にとっても空き時間を有効に活用できるというメリットが発生します。契約者と業者側の両方がウィンウィンの関係性になることで、気持ちよく値引きに応じてもらえる可能性が高まるでしょう。

もちろん、積極的に値引きに応じてくれるかどうかは、業者によって異なります。とはいえ、あまりにも無理な交渉をしなければ、値引き交渉自体は悪いことではありません。一度提案してみて、相手方の反応をチェックしてみるのもおすすめですよ。

値引き額だけで判断するのはNG！交渉時の注意点

外壁塗装の値引き交渉には、注意したいポイントもあります。
具体的に2点紹介するので、交渉前にぜひ頭に入れておいてください。

相場価格に注目を

複数の外壁塗装業者から見積もりを取ってみるとわかるとおり、提示される金額には、非常に大きな差が出ることも。また、値引き交渉の結果にも、業者によって差が出るはずです。

注意したいのは、「不自然なほど派手に値引きしてくれるケース」です。

最初から相場価格以上の金額で見積もりを出し、値引きによって割安感を演出している恐れがあるでしょう。

この場合、「値引き交渉されなければ、相場以上の価格で契約してしまおう」と考えている可能性があります。このようなときは値引き後の金額が相場と比較してどうなのか、冷静に判断する必要があります。対応方法に不安を感じた場合、トラブルを避けるためにも、ぜひ別の業者にも話を聞いてみてください。

過度な値引き交渉は自分にも不都合が生じる可能性も

コストがかかる外壁塗装工事ですから、「できるだけ大きな値引きを引き出したい！」と思う方もいるかもしれません。しかし、無理な値引き交渉は、契約者にとっても不利益になってしまう可能性があるのです。

外壁塗装の工事費用は、一見高額に見えますが、さまざまな費用が積み重なってできているもの。足場代や塗料の購入費用、適正な期間分の人件費など…無理な値引き交渉をすれば、その分工事内容にしわ寄せがくる恐れがあるでしょう。

・人件費削減のために、丁寧さよりもスピード重視で対処する

・使用する塗料のランクを下げる

・塗料の使用量を減らす

・人件費の安いスタッフだけで作業する

このような事態に陥れば、工事内容の質は低下します。トラブルが発生するリスクも高まるでしょう。たとえ費用が下がっても、それがメリットにつながるとは限らないのです。

外壁塗装業者も、商売である以上、何らかの形で儲けを出さなければ経営が立ち行かなくなってしまいます。「他社にお客をとられるくらいなら、工事の質を落としてでもうちで請け負う」と考える業者がいないとも限りませんから、値引き交渉のやり過ぎには十分に注意してください。

値引き交渉してもまだ高い…こんなときの対処法は？

当初の見積もりから値引きしてもらっても、まだ負担が大きいため、工事が難しい…。このような場面もあるかと思います。この場合におすすめなのが、値引き交渉以外で、工事費用を安くする工夫です。

もっとも効果が出やすいのは、外壁塗装に使用する塗料を変更する方法です。
塗料にもランクがあり、高いものほど耐久性が高く付加価値があるという特徴があります。少しランクを落とすだけで、塗料代を2～5割程度削減できる可能性もあるので、ぜひ業者と相談してみてください。「安い塗料＝質が悪い」と思いがちですが、実際にはそうとは限りません。
ただし耐久性に関しては、やはり高価な塗料の方が長持ちする傾向にあります。
今後のメンテナンススケジュールを踏まえて検討する必要はあるものの、即効性が期待できる節約方法と言えるでしょう。

また、業者側のキャンペーンを利用するのもおすすめの方法です。
閑散期や○周年イベント等では、お得なキャンペーンを実施する業者も少なくありません。見積もりが高いと感じた場合には、近々キャンペーンを実施する予定がないかどうか、確認してみるのもおすすめですよ。

外壁塗装でクーリングオフは可能？

外壁塗装を自宅で契約した場合、契約後8日以内であれば、クーリングオフによって契約をなかったことにできる可能性があります。
ただし、自らの意思で業者を自宅に呼んでいる場合、対象外になってしまうケースも。突然訪問した業者に強引に契約を迫られ、断り切れなかったような場合には、早めにクーリングオフの手続きを取りましょう。

外壁塗装の訪問販売はクーリングオフ可能！制度概要から具体的な手順まで

外壁塗装の値引き交渉はコツを踏まえて実践

ぜひ今回紹介したポイントを踏まえて、賢く交渉してみてください。
外壁塗装は住宅を守るためのメンテナンス工事で、「安かろう悪かろう」では意味がありません。業者側にとってもメリットが生まれるよう、落としどころを決めて、ウィンウィンの関係性を目指しましょう。

愛知県で外壁塗装をお考えの方は、ぜひ経験豊富なツジ建装にお気軽にお問合せください。
相談・事前調査・お見積もりは無料なのはもちろん、ご契約後は充実したサポート体制でお客様に真摯にお付き合いいたします。

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