2022.07.09

【外壁塗装業者の選び方】資格や許可書に注目してみよう

外壁塗装は、優良塗装業者に依頼することが大切です。
「おすすめの業者をどこで見分ければ良いのかわからない…」と思ったときには、それぞれの業者が持つ資格や許可証に注目してみるのもおすすめです。

具体的に、どのような資格・許可を持つ業者であれば、外壁塗装を安心してお任せできるのでしょうか。

 

 

特に注目したい許可と資格

信頼できるおすすめの外壁塗装業者を見分けたいと思ったときに、注目したい許可と資格は以下のとおりです。

 

・県知事許可書

・一級塗装技能士

 

それぞれについて、詳しく解説していきます。

 

県知事許可書とは?

県知事許可書は、県知事から企業に対して発行される許可書のこと。
許可されるためには、「5年以上の経営実績があり、不正または不誠実な行為をする恐れが明らかな者でないこと」などの条件をクリアする必要があります。

つまり許可書を有している業者であれば、

 

・過去に一定の実績がある

・詐欺業者である可能性が低くなる

 

というわけです。

 

県知事許可書を有しているかどうかは、各外壁塗装業者のホームページを確認するとわかります。
県知事許可書の取得は、業者にとってアピールポイントの一つです。
ぜひ会社概要等をチェックしてみてください。

 

一級塗装技能士とは?

一級塗装技能士は、個人の塗装知識や塗装技術を認める資格です。
国家資格の一つであり、7年間の実務経験を経てようやく受験資格が与えられます。試験が行われるのは年に1度で、合格率は約半分。難易度が高いことでも知られています。

 

外壁塗装でトラブルを避けるため、非常に重要なのが職人の知識とスキルです。
とはいえ、初めて依頼する業者の腕を、施工前に判断するのは難しいでしょう。
もしも相手が一級塗装技能士の資格を保有していれば、試験に合格できるだけの知識と技術力、そして過去に一定の経験を積んできた証になります。

おすすめ業者を見分ける際のポイントとして、ぜひ活用してみてください。

 

 

重要なのは管理者の資格

一級塗装技能士の資格は、職人ひとりひとりの知識や技術力を見分けるための、ヒントになってくれるでしょう。
しかし「一級塗装技能士の資格保有者だけで、自宅の外壁塗装を行ってほしい」と要望するのは、現実的ではありません。先ほどもお伝えしたとおり、一級塗装技能士の試験に挑戦するまでには、長い時間が必要です。
特に若手スタッフの場合、確かな技術力を有していても、まだ資格を取得できないというケースも多いでしょう。

 

だからこそ注目したいのが、会社や現場を束ねる立場の人が有している資格です。
リーダーがきちんとした知識・技術を有していれば、会社や現場全体のレベルが向上します。たとえば、現場で何か問題が発生した場合でも、管理者がしっかりしていれば、大きな問題になる前に対処できる可能性が高いでしょう。

 

会社や現場のリーダーに適切な知識がないと、作業を下請け業者に任せる際にも、しっかりと管理できない恐れがあります。
このような事情から、ぜひ、会社や現場の管理者がどのような資格を保有しているのか、注目してみてください。

 

 

注目したいその他の資格は?おすすめ業者を探すヒント

一級塗装技能士や県知事許可書以外にも、外壁塗装に関する資格や許可は数多く存在しています。

一覧で紹介するので、おすすめの外壁塗装業者を見分けるヒントとして活用してみてください。

 

二級塗装技能士

一級塗装技能士より、一つ下の資格です。
塗装業で2年以上の実務経験があれば、誰でも受験可能で、知識と技術の両方を試されます。
二級塗装技能士の資格を保有していれば、その後5年で一級塗装技能士の受験資格が得られます。一級塗装技能士ほどではありませんが、こちらも一定の知識と技術力を証明してくれる資格と言えるでしょう。

 

職業訓練指導員(塗装指導員)

職業訓練指導員とは、職業訓練校で指導する講師のことです。
厳密に言えば資格ではなく免許ですが、専門の試験を受けて取得します。

塗装指導員の試験を受けるためには、

 

・塗装業で15年以上の実務経験がある

・一級塗装技能士の資格を持っている

 

上記のどちらか一方の条件をクリアしている必要があります。

人に教えるほどの知識と技術力を持っているわけですから、自宅の外壁塗装も安心してお任せできるでしょう。また、現場の管理力にも期待できそうです。

 

足場の組立て等作業主任者

外壁塗装を行う際には、足場を組む必要があります。
この段階で注目したいのが、足場の組立て等作業主任者の資格です。合計13時間ほどの講習を受け、試験に合格すれば資格が付与されます。試験そのものはそれほど難しくありませんが、受験するためには3年以上の実務経験が必要です。

 

塗装業者の中には、足場の組み立て・解体作業を外注しているところも多いため、取得していない可能性も。この場合、外注先で資格保有者がいるかどうか、確認しておくと安心です。

 

外壁塗装診断士

外壁塗装診断士は、一般社団法人全国住宅外壁診断士協会が認定する民間資格です。

 

・住宅外壁の診断

・補修方法の判断

・現場単位の提案

 

これら3つが可能な技術者を認定する制度です。5年間の実務経験を経て、受講資格が与えられます。

外壁の劣化状況を、正しく判断してくれるでしょう。

 

外装劣化診断士

こちらは、一般社団法人住宅保全推進協会が認める民間資格です。
空き家の再活用や住宅の長寿命化のためには、住宅の劣化具合を適切に見極める必要があります。そのための知識を有しているのが、外装劣化診断士です。
資格を取得するために特別な条件は必要ありませんが、大体3年程度の実務経験がある人を対象にしています。

 

雨漏り診断士

屋根塗装を検討するなら、ぜひ注目したい資格の一つが雨漏り診断士です。
放置すれば住宅に甚大な被害をもたらす雨漏りトラブル。しかし、その原因究明は極めて難しいという特徴があります。
雨漏り診断士はNPO法人雨漏り診断士協会が認定している民間資格で、建物や雨漏りについて適切な知識を有していることが求められます。

 

外壁塗装マイスター

こちらは、日本外壁塗装マイスターズが認定している民間資格です。
資格の目的は、外壁塗装に関する設計・施工の知識・技術が一定基準にある技術者を認めること。技術面だけではなく、実績や顧客との信頼関係についても厳しく審査され、認定されれば外壁塗装マイスターを名乗れます。

 

カラーコーディネーター

カラーコーディネーターは色に関するスペシャリストで、塗料の色決めをする際におすすめの民間資格です。
それぞれの色が持つ効果や特性を活かして、幅広い提案を受けられるでしょう。
アドバンスクラスの試験難易度は高く、合格率も低めです。
「色決めで専門的な意見も取り入れたい」と思う方は、カラーコーディネーターが在籍する外壁塗装業者を探してみてください。

 

 

「資格さえあれば安心」は間違い

塗装業者がどのような資格を保有しているのかは、信頼して工事をお任せできる業者選びのヒントになります。
しかし、「資格さえたくさん持っていれば安心」というわけではないので、注意してください。
資格があった方が、判断基準としては役立つものの、資格がなくても優れた職人はたくさんいます。また、資格保有者だからといって、お客さまひとりひとりに寄り添った対応ができるかと言うと、そういうわけでもないでしょう。

 

「どのような資格を保有しているのか?」という点は、業者選びの入り口に過ぎません。
保有している資格に「いいな」と思う業者があったら、ぜひ実際に話を聞いてみてください。その上で、判断するのがおすすめです。
周囲の評判やインターネット上の口コミも参考にしてみてください。

 

業者選びの第一歩として注目を

外壁塗装業者は世の中にたくさんあり、どう選べば良いのか悩む方も多いでしょう。
それぞれの業者が保有している資格に注目してみるのも、おすすめの方法です。

愛知県で外壁塗装を行うツジ建装は、一級建築施工管理技士や一級塗装技能士、一級防水技能士にカラーコーディネーター1級保有者など、多くの資格保有者が在籍しています。
また、愛知県知事許可も受けていますので、業者選びで悩んだ際には、ぜひ一度ご相談ください。

 

ツジ建装 オフィシャルサイト