2022.07.05
外壁塗装はいくらかかる?大きさ別費用相場と妥当な価格の見極め方
新築後8年から10年程度が経過すると、そろそろ「外壁塗装」について検討する時期がやってきます。
特に最初の外壁塗装では、「よくわからないけれど…なんとなく高そう!」というイメージを抱く方も多いのではないでしょうか?確かに外壁塗装には、ある程度まとまった金額がかかってくるもの。だからこそ、費用相場を知った上で、賢く工事を進めていきましょう。
住宅の大きさ別の費用相場と共に、金額の妥当性の見極め方や注意点を解説します。
目次
外壁塗装の費用相場を知っておく意味
外壁塗装工事を検討する際には、まず費用相場を知っておくと安心です。
費用相場を知っておけば、以下のようなメリットが生まれます。
・外壁塗装業者の見積もり金額が、高いのか安いのか判断できる
・値引き交渉の余地があるのかどうか、推測しやすくなる
・外壁塗装業者の質を見極めやすくなる
これまでに外壁塗装をした経験がなければ、見積もりをもらっても、その価格が高いのか安いのか判断するのは困難です。
事前に相場価格を知っておけば、もらった見積もりがどうなのか、判断するための基準にできるでしょう。もちろん、見積もりからさらに値引き交渉が可能なのかどうか、見極めたい場合にも参考になります。
また残念ながら、外壁塗装業者の中にも、悪徳業者が存在しないとは限らないのが現実です。あらかじめ相場費用を知っていれば、いわゆるぼったくり業者と契約してしまうような事態を避けられるでしょう。
反対に、相場よりもはるかに安い費用を提示する業者があれば、「いったいなぜこんなに安いのか?」と疑問を感じるきっかけになります。
外壁塗装にかかる費用は、一見高額に見えますが、必要経費が積み重なってできたもの。相場よりもかなり安いとなれば、「必要な部分に必要なお金を投じていない」というリスクがあるのです。
外壁塗装に関して、余計なトラブルを抱え込まないためにも、事前に相場感覚を身に付けておくことが重要だと言えるでしょう。
家の大きさ別・外壁塗装にかかる費用相場は?
ではここからは、外壁塗装には実際にどの程度の費用がかかるのか、相場をチェックしていきましょう。
家の大きさ別に目安となる金額を紹介するので、ぜひ確認してみてください。
坪数 ※( )内は塗装面積 |
相場 |
20坪 (約79.2平方メートル) |
約40円~90万円 |
30坪 (約118.8平方メートル) |
約60円~100万円 |
40坪 (約158.4平方メートル) |
約80円~130万円 |
50坪 (約198.0平方メートル) |
約90円~160万円 |
60坪 (約237.6平方メートル) |
約120円~200万円 |
たとえば、1階部分の面積が約20坪の総2階住宅の場合、その面積は40坪程度です。外壁塗装の費用相場は、大体80万円から130万円程度が目安となるでしょう。
ちなみに、一般的な住宅は、約30坪~40坪程度の大きさが多いようです。どれだけ節約しても、50万円以上になる可能性が高いという点は、頭に入れておきましょう。
費用の相場は、依頼先業者や、選択する塗料の種類によっても変わってきます。相場費用をもとに、見積もり価格が適正かどうか、冷静に判断してみてください。
外壁塗装が高い理由
外壁塗装の費用相場をチェックしてみると、「いったいなぜこれほどまでに高いのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか?高額な見積もりに驚いてしまう気持ちもわかりますが、外壁塗装が高いのには、きちんとした理由があるのです。
外壁塗装費用には、以下のような費用が含まれています。
・材料費(塗料や養生のためのグッズ、シーリング材や補修材等)
・足場代(運搬費用や設置・解体費用等)
・人件費(塗装を行うスタッフの賃金)
・その他(交通費や各種手数料等)
外壁塗装の見積もりで「100万円」という金額が出た場合、その内訳目安は以下の通りです。
・材料費 → 20万円
・足場代 → 20万円
・人件費 → 30万円
・その他 → 30万円
このように、複数の項目が積み重なって見積もりが作られているため、高く見えるというわけです。もちろん、塗料のランクを落とせば、材料費をさらに削減することもできるでしょう。経験豊富なベテラン作業員ではなく、実績の少ない若手を活用すれば、人件費も削減できるかもしれません。
しかしこれらは、塗装の完成度にも深く関わってくるポイントであり、一概に「節約した方が良い」とは言えないでしょう。
「見積もりが高い…」と思ったときには、見積もり全体で判断するのではなく、項目別に内容をチェックしてみるのがおすすめです。
この金額は妥当なの?迷ったときの見極めポイント3つ
初めて外壁塗装の見積もりをもらった際に、「この金額が妥当なのかどうか、正直よくわからない…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
こんな場面では、ぜひ以下の3つのポイントをチェックしてみてください。適正価格かどうか、判断したいときに役立つでしょう。
ポイント1「相場費用からかけ離れていないこと」
外壁塗装の見積もりを受け取ったら、まずは相場費用からかけ離れていないことを確認しましょう。先ほど紹介した、家の大きさ別の相場費用を参考にしてみてください。
相場価格よりも飛びぬけて高い場合は、「いったいなぜ高いのか?」を確認する必要があります。納得がいく説明を受けられれば良いのですが、そうではない場合、単純にぼったくりという可能性もあるでしょう。
また、相場価格よりもはるかに安い価格を提示された場合も要注意です。
・見積もりに計上されていない費用がある
・一番安い塗料で見積もりされている
・お金をかけるべきところに、かけていない
このようなリスクが考えられるでしょう。
見積もりに反映されていない金額があれば、あとで突然請求され、トラブルになってしまう恐れがあります。また安い塗料で計算すれば見積価格は下がりますが、耐用年数から考えると、決して現実的ではありません。コストパフォーマンスに優れた一般的なランクの塗料に変更した際に、一気に金額が上がってしまう可能性もあるのです。
これらのトラブルが発生していない場合でも、相場よりもはるかに安い価格を提示できる裏には、何らかの事情が隠されています。単純に「企業努力によるもの」なら良いですが、「人件費削減によるずさんな工事」になってしまうと、非常に大きな問題です。
「なぜこれほど安いのか?」にもこだわって、理由を明らかにしておく必要があるでしょう。
ポイント2「費用の内訳までしっかりと記載されていること」
外壁塗装業者が出す見積もりの内容は、業者によって異なるもの。見積もりの内容が妥当かどうかは、内訳がどの程度しっかりと記載されているのかによっても、判断できます。
塗装業者の中には、
工事費一式 100万円
とだけ記載した見積もりを提示するところも。
しかしこの場合、100万円という金額の中に、どこからどこまでが入っているのか不明瞭です。見積もり金額があいまいになり、あとでトラブルに発展する恐れもあるでしょう。
一方で、各項目の内訳まで、しっかりと記載した見積もりを出す業者は安心です。
「足場」や「高圧洗浄」、「養生」に「補修」、「下塗り」に「上塗り」など…。項目別に1平方メートルあたりの単価、施工面積に合わせた金額が記載されていれば、何にどれだけの費用がかかっているのかひと目でわかります。業者側に、不明瞭な費用を上乗せされるリスクも少なくなるでしょう。
ポイント3「疑問点を解消できること」
初めて見積もりをもらった際に、疑問点や不安を感じるのは当たり前のこと。
担当者にそれらをぶつけた際に、きちんと解消できるかどうかも、非常に重要なポイントです。わからない点を、納得いくまで説明してもらえば、金額が妥当かどうかで悩むことも少なくなるでしょう。さらに、工事が完了するまで、信頼してお任せできるの安心感も生まれます。
訪問販売業者からしつこく営業された場合はクーリングオフを
突然自宅にやってきた業者から強引に契約を迫られ、見積書の価格が適正かどうか悩んでいる場合には、クーリングオフを利用しましょう。
いったん契約をリセットできるので、お金を支払う必要はありません。落ち着きを取り戻した上で、自身が依頼した業者に、納得いく見積もりを出してもらうと良いでしょう。
外壁塗装の訪問販売はクーリングオフ可能!制度概要から具体的な手順まで
外壁塗装の費用相場を知って悩み解決へ
初めての外壁塗装では、知らない点やわからないことも多いものです。
その費用の高さに、驚いてしまう方もいるかもしれません。
最初に、大体の相場価格を知っておくことで、落ち着いて対処できるでしょう。
名古屋市や北名古屋市周辺の外壁塗装は、ツジ建装にご相談ください。
外壁塗装の費用や見積もり内容についても、わかりやすくご説明いたします。
よく読まれている記事
2022.07.10
【愛知県】外壁塗装に助成金が下りる自治体6つ!金額や条件を知って...
2022.07.09
【外壁塗装業者の選び方】資格や許可書に注目してみよう
2022.07.08
外壁塗装で多いトラブル事例とは? 4つの事例から予防法・対処法を...
2022.07.07
チョーキング現象は外壁塗装が劣化している証拠!具体的な症状から放...
2022.07.06