2022.07.05
外壁塗装のDIY施工は難しい!避けた方が良い4つの理由とは?
DIYが流行中の今、「外壁塗装も自分でやればコストダウンできるのでは…」と思う方もいるのではないでしょうか?確かに、自力で施工すれば、かかる費用は塗料費だけ。手間はかかっても、十分に魅力のあるプランだと言えそうです。
しかし、外壁塗装のDIYは避けた方が無難です。
その理由を、わかりやすく解説します。
目次
そもそも外壁塗装は自分でできる?DIYの手順について
外壁塗装のDIYを考え始めたときに、まず気になるのが「そもそも自分でできるものなのか?」という点です。
外壁塗装のDIYは、非常に難しく手間がかかるもの。ただ、材料と入念な下準備、覚悟があれば決して不可能ではありません。
外壁塗装を自分自身で行う場合の手順は、以下のとおりです。
1.必要なアイテムを用意する(塗料や塗装のために必要なアイテムなど)
2.足場を用意する
3.外壁に付着した汚れを落とす(高圧洗浄)
4.養生する
5.下地処理を行う
6.下塗りをする
7.上塗りを2度繰り返して全体を仕上げる
8.養生と足場を撤去する
外壁塗装に必要なアイテムは、多岐にわたります。塗料はもちろん、塗料を塗るための道具や養生アイテム、洗浄に必要な機械なども一からそろえる必要があるでしょう。
また、外壁塗装のDIYを行う際に、問題になりやすいのが足場です。家庭用でも扱いやすい足場と言えば、「はしご」や「脚立」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかしこれらの足場は非常に不安定で、のぼって両手を離すことが困難です。専用の足場を用意し、組んでもらう必要があるでしょう。
万が一、外壁にトラブルが生じている場合は、部分的な補修を行った上で全体を塗装していく必要があります。全体を美しく仕上げるためには、熟練の技術が必要になるでしょう。
このように、ひとつひとつの手順を追って進めていけば、外壁塗装のDIYは決して不可能ではありません。
しかし現実的に考えると、「避けた方が良い」というのが正直なところです。
DIYは避けた方が良い4つの理由
外壁塗装をDIYでできれば、コストダウンや「業者の都合に合わせなくても良い」というメリットがあります。しかし、こうしたメリットを考慮しても、DIYは避けた方が良いでしょう。
具体的な理由は、以下の4つです。
長持ちしないから
DIYで外壁塗装を行う場合、家庭用の塗料を購入して使用します。実は、DIYで使用する家庭用塗料と、外壁塗装業者が使用する業務用塗料には、非常に大きな差があるのです。
DIYを前提とした家庭用塗料は、耐用年数よりも塗りやすさを重視して作られています。素人でも扱いやすいように、工夫されているのです。家庭用塗料を使えば、これまでに塗装経験がなくても、ある程度美しく仕上げられるかもしれません。
しかし、そうして仕上げた状態も、残念ながら長持ちしないのです。「いつでも手軽に塗り直せる」という特徴は、非常に大きなメリットですが、外壁塗装に使おうと思うと、デメリットの方が大きくなってしまうでしょう。
一方で、業者が扱う業務用塗料には、扱いにくいというデメリットがあるものの、耐久性が高いという特徴があります。塗料の種類によっても耐久性は大きく変わってきますが、家庭用と比較するとその差は歴然です。
もちろん、「業務用塗料を自分で手配して、自力で塗装する」という手段もありますが、プロ仕様の塗料で美しく仕上げるのは至難の業です。見た目に不都合が生じたり、ムラになってしまったりと、トラブルが発生する可能性も高いでしょう。
意外とコストがかかるから
外壁塗装をDIYで行う場合の最大のメリットは、やはりコストです。しかし実際には、DIYにも多くの費用がかかってきてしまいます。
自力塗装を選択した場合に、必要となる費用の例は以下のとおりです。
DIY内容 | 費用目安 |
塗装するための道具 (ローラーやハケ、塗料を入れるバケツなど) |
6,000円~7,000円程度 |
養生するための道具 (マスカー、養生カバー、テーププライマーなど) |
20,000円~30,000円程度 |
洗浄、下地処理に使う道具 (高圧洗浄機、サンドペーパ、シーリング材など) |
20,000円~25,000円程度 |
足場費用 | 100,000円~200,000円程度 |
下塗り塗料 | 5,000円~10,000円程度 |
上塗り塗料 | ※種類によって異なる |
かかる費用は住宅の大きさや塗料の種類によっても違ってきますが、だいたい300,000円~500,000円が相場になります。
外壁塗装業者に依頼するよりも安く済むとはいえ、「思った以上にお金がかかる…」と感じる方も多いのではないでしょうか?塗料の耐久性が低ければ、またすぐにこの程度の費用がかかってしまうことも予想されます。
けがのリスクがあるから
外壁塗装では、家の外壁全体をムラなく塗装していく必要があります。
足場を組んで作業する場合でも、高所作業には危険も伴うもの。両手を離して作業しようと思うと、転落してけがをしてしまう恐れもあるでしょう。先ほどもお伝えしたとおり、足場にかかる費用は高くなりがちです。「できるかぎり費用を節約したいから…」という理由で足場を設置せず、はしごや脚立で対応しようとする方もいますが、さらにリスクが上昇してしまいます。
転落でけがをすれば、入院したり仕事を休んだりと、金銭面での不安が生じてしまう可能性も。本末転倒な結果に終わらないためにも、プロにお願いした方が良いでしょう。
手間がかかるから
DIYでの外壁塗装を避けた方が良い理由、最後の一つは塗装する人の手間です。「DIYに挑戦すると決めた以上、覚悟の上」と思う方も多いでしょうが、実際にかかる手間はそれ以上です。準備から、下塗り・上塗りを繰り返して仕上げるまでには、数ヶ月という長い時間がかかってしまうでしょう。
それだけ時間をかけて作業しても、塗料の耐久性が低ければ、またすぐに同じ作業が必要になってしまいます。家族との時間や仕事を大切にするためにも、DIYは避けた方が良いでしょう。
まずは専門業者に相談・見積もりを依頼してみるのがおすすめ
外壁塗装のDIYが気になったら、まずは一度、外壁塗装の専門業者に相談してみるのがおすすめです。塗装業者の中には、無料相談・無料見積もりに対応しているところも少なくありません。DIYするかどうか検討するのは、業者からの提案を受けてからでも遅くはないでしょう。
塗装の専門業者であれば、現在の住宅の状態を見極めた上で、どのような工事が必要となるのかプロの目線でアドバイスしてくれます。「できるだけコストを安くしたい」という場合にも、要望に添った提案をしてくれるのではないでしょうか?コストパフォーマンスまでを含めて考えると、「実はDIYよりも専門業者に依頼した方が得」というケースも少なくないのです。
私どもツジ建装は、名古屋市や北名古屋市など、愛知県を中心に5,000件以上の施工実績を持つ外壁塗装の専門業者です。塗装メーカー、問屋さんと年間契約を結び、塗料のコストを圧縮。高品質で低価格な外壁塗装をご提案いたします。
もちろん、事前相談や見積もり作成、外壁診断は無料で行っており、相見積もりも大歓迎です。「DIYでの外壁塗装を検討していたけれど、一度専門業者の話も聞いてみようかな…」と思った際には、ぜひツジ建装にご相談ください。
外壁塗装の見積もりが高い!知っておきたい値引き交渉術と交渉時の注意点
外壁塗装のDIYは慎重に検討を
DIYブームの今、家のメンテナンスに関しても、さまざまなDIYグッズが登場しています。
自分の手で、自分の住まいを補修していく際には、格別の喜びを感じられることでしょう。
費用の節約につながるという、非常にわかりやすいメリットも期待できます。
しかし外壁塗装の場合、DIYで行うデメリットは決して少なくありません。
塗装に失敗すれば、雨漏りで住宅の躯体にまで被害が及んでしまう可能性もあるでしょう。
また「想像よりも費用の節約にならなかった…」というケースも多いため、慎重に検討するのがおすすめです。
外壁塗装業者の中には、無料相談や無料見積もりを実施しているところも少なくありません。
ぜひこうした機会も活用しながら、自分たちにとって何がベストなのか判断してみてくださいね。
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