2022.06.29

初めての屋根工事だからこそ知っておきたいトラブル事例3つ!原因別に対処法も解説

大切な住まいの価値を守るために、欠かせないのが屋根工事です。
適切な時期に適切なメンテナンスを施すことが大切ですが、実際には、工事の過程でトラブルが発生してしまう可能性も…。
屋根工事で後悔しないためには、事前に正しい知識を身に付けておくことが大切です。
屋根工事でよくあるトラブル事例やその原因、対処法を解説します。

 

 

工事がきっかけで近隣住人との軋轢が

屋根工事で、比較的多く見られるのが、近隣トラブルです。
これまで円満な関係を築けていたはずのご近所と、屋根工事がきっかけで険悪になってしまう可能性があります。

 

では、いったいなぜ、屋根工事が近隣トラブルの原因になってしまうのでしょうか?

トラブルになりやすい要因は以下のとおりです。

 

・足場を組む際の音

・屋根塗装に使われる塗料の臭い

・職人の態度

・工事車両の出入り

・塗料の飛散

 

屋根工事を行う場合、自宅の周辺に足場を組む必要があります。
住宅密集地域では、足場を組むためには金属を叩いて作業する必要があるものの、この独特の金属音が「不快だ」と感じる方は少なくありません。

また塗料を使えば、臭いが周辺に充満するでしょう。さらに塗料が飛散し、近隣住居の外壁や車を汚してしまう恐れもあります。工事に携わる人や車が、トラブルのきっかけになるケースもあるでしょう。

屋根工事の場合、1日や2日で全行程を完了させるのは難しいものです。
工期が長くなればなるほど、トラブルが発生するリスクは高くなってしまいます。

 

屋根工事をきっかけに近隣トラブルを引き起こさないためには、以下のような対処法が効果的です。

 

・屋根工事が始まる前に、近隣住民に挨拶をしておく

・しっかりとした修理業者に依頼する

 

屋根工事を含め、住宅の外装メンテナンスはどこのご家庭でも避けて通れない問題です。
音や臭いも、基本的にはお互い様ですが、事前に挨拶を済ませておくだけで、印象は良くなります。工事日程や、特に音や臭いが気になりやすい期間を伝え、「何かあったらおっしゃってください」と伝えておきましょう。

また、近隣住民にまで配慮してくれる業者であれば、より安心してお任せできます。

 

・業者側からも、工事前には近隣住民に挨拶をする

・現場でのマナーを徹底している

 

このような配慮ができる業者であれば、余計なトラブルに巻き込まれる可能性も低くなります。

 

 

工事品質に問題発生

こちらは、実際に屋根工事がスタートしたあと、もしくは完了したあとに発覚するトラブルです。

3つのパターン別に、それぞれの対処法を解説します。

 

作業中に、事前の打ち合わせとは違う作業が行われた

屋根修理は、事前調査の内容をもとに行われるもの。
しかし実際には、契約内容とは異なる方法で、修理や塗装が行われてしまうケースがあります。

 

・屋根塗装で事前に聞いていたものとは違う塗料が使われた

・屋根補修や清掃の内容が不十分である

・3回塗ると聞いていたが、2回しか塗っていない

 

この場合、問題に気付いた段階で、「なぜそうなのか?」を確認するのがおすすめです。
作業内容については、できるだけ客観的な証拠を残しておくと、後々の話し合いもスムーズに進められます。
契約と違う工事内容については、やり直しを請求しましょう。

 

もちろん、実際に工事がスタートしてみて、修理方法や塗装方法が変わるケースもあるでしょう。

変更が必要な理由や変更内容など、納得できる説明を受けてから、作業を進めてもらうのがベストです。

 

屋根塗装が終わった段階で状態を確認したところ、問題が発覚した

屋根修理や屋根塗装が終わった段階で、工事内容や品質に問題がないかどうか、施主確認が行われます。
この段階で、以下のようなトラブルが発生するケースもあります。

 

・屋根塗装の仕上がりが汚い

・屋根材が破損していた

 

この場合も、問題が発覚した時点で業者側に伝えて、やり直しや適切な補修をしてもらうのがおすすめです。

施主確認でOKが出たら、足場解体→料金支払いへと進んでいきます。
いったん足場を解体してしまうと、やり直しは困難になってしまうでしょう。

 

屋根塗装から一定期間経過後に問題が発生した

工事品質に関するトラブルで、もっとも多いのが「工事から一定期間たったあとに、問題が発覚する」というパターンです。

 

・10年の耐用年数があるはずが、わずか1年ほどで剥がれてきてしまった

・屋根修理と塗装をしたら、雨漏りするようになった

・湿気が高くなり、カビが繁殖するようになった

 

どのトラブルも、決して珍しいものではありません。
屋根塗装に使われる塗料の耐用年数は、使用条件によっても大きく違ってくるもの。
とはいえ、「10年使えるはずの塗料が、わずか1年で剥がれてきてしまった」というケースは、工事品質によるトラブルと考えられるでしょう。
屋根材の種類に合わない下地を使用したことで、塗料が剥がれている可能性があります。

 

雨漏りや湿気、カビによるトラブルは、スレート屋根の縁切りが不十分な場合に引き起こされるトラブルです。
水分や湿気を排出するためには、屋根材同士の間に、適切な隙間が必要です。塗装によってこの隙間がおおわれてしまうと、行き場をなくした水や湿気が、室内に流れ出るようになります。

この場合、必要な補修も大掛かりになりがちですが、塗装業者の保証制度を使い、しっかりと対応してもらいましょう。
とはいえ、トラブルの規模によっては、家全体の寿命を縮めることにもなりかねません。工事を発注する段階や、実際に工事をしている段階、工事が完了したチェック段階などで、気になる点があれば積極的に業者に確認してみてください。

 

 

保証内容に関するトラブル

屋根修理や屋根塗装工事を契約する場合、施工後一定期間の保証がセットになっています。
工事を依頼する側にとって、安心・安全の制度のはずが、この保証がきっかけでトラブルに発展してしまうケースもあるのです。

 

・保証内容について、契約時にきちんと説明されなかった

・期間内にトラブルが発生したが、保証してもらえなかった

 

保証に関するトラブルは、その内容をしっかりと確認できていないことをきっかけに、発生しがちです。
「保証10年」と聞くと、それだけで安心してしまいがちですが、「どういったトラブルに対して10年保証されるのか?」が重要です。

 

こうしたトラブルを避けるためには、保証の内容について、契約時にしっかりと理解しておくことが重要です。

 

「契約書に記された内容だけではわからない…」という場合には、具体例をいくつか出して、「保証を受けられる場合」と「受けられない場合」をはっきりさせておくのがおすすめです。

 

いざ保証を受けたいと思ったときも、対応で悩むことがなくなるはずです。

 

また、契約段階で保障内容についてしっかりと理解しておけば、契約先業者を絞り込む際のヒントとしても活用できます。
「保証の長さ」だけではなく、「充実した保証内容」にもこだわっている屋根修理・屋根塗装業者であれば、安心してお任せできるでしょう。

手厚い保証は、施工業者の自信の表れとも言えます。

後々にトラブルが発生しないよう、しっかりと施工してもらえるはずです。
「いざトラブルが発生した場合でも、連絡すればしっかりと対応してもらえる」という安心感があれば、屋根修理や屋根塗装工事が完了したあとも、工事品質について悩むリスクは少なくなるでしょう。

 

 

「自分だけは大丈夫」と思わずトラブル対策を

屋根工事や屋根塗装は、そう頻繁に経験する工事ではありません。
トラブルの可能性を予見したり、トラブルの芽を初期段階で見極めたりすることは難しいでしょう。
だからこそ、「誰でもトラブルに見舞われる可能性がある」と頭に入れた上で、早め早めの対処を心掛ける必要があります。

 

屋根工事でトラブルを抱えないために、もっとも大切なのは、「適切な知識と確かな技術力をもった信頼できる業者に依頼すること」です。

万が一、詐欺業者や悪徳業者であると疑われる場合には、クーリングオフについても検討してみてください。

 

愛知県内の屋根塗装は、実績豊富なツジ建装がサポートいたします。

充実したサポート体制を用意しておりますので、ご安心ください。

 

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