2022.07.05

外壁塗装見積もりの「足場代」とは?妥当な価格から節約方法まで

外壁塗装を検討する際に、見積もりの高さに驚いた経験がある方も多いのではないでしょうか?
外壁塗装が高額になりやすい理由の一つは、「足場」にあります。足場にかかる費用はどれくらいが相場で、妥当なのでしょうか?
足場の費用や節約方法、値引きの有無など、気になる点をまとめて紹介します。

 

 

足場の相場費用とは?

外壁塗装に欠かせない足場。
しかし、実際に塗装業者から見積もりを取ってみると、足場代として計上される費用には差があるケースも少なくありません。
一般的な外壁塗装業者では、足場の設置や撤去を専門業者に外注しています。
このため、見積もりを依頼した外壁塗装業者がどういった足場業者と提携しているのかによって、費用に差が出てくるのです。

 

足場にかかる費用の相場は、1平方メートルあたり600円~800円です。

このほか、飛散防止ネットを張るのに、1平方メートルあたり100円~200円が発生します。

この相場単価に、足場をかける面積を掛け合わせれば平均的な費用を算出できるでしょう。

 

足場をかける面積は、【足場架面積=(家の外周+8メートル)×高さ】で求められます。約30坪の一般的な2階建て住宅の場合、足場にかかる費用は約10万円~20万円です。中には、足場代を水増しして請求するような悪徳業者もいないとは限りません。
見積もりをもらったら、相場価格からかけ離れていないかどうか確認してみてくださいね。

 

 

足場代を値切ることはできる?

決して安くはない足場代だからこそ、「なんとかして安く済ませる方法はないものか…」と思う方もいるかもしれません。
しかし残念ながら、足場代の値引きはほぼ不可能です。
なぜなら、先ほどもお伝えしたとおり、外壁塗装業者も別の業者へ外注している可能性が高いから。
外壁塗装業者の独断で、値引きに応じるのは難しいという事情があります。

 

下記のような場合は、「お客様に対して、費用の内訳をわかりやすく説明する」という姿勢からはかけ離れていると言えるので注意が必要です。

 

【ケース1】「今契約してくれるなら足場代は値引きします」とアピールする塗装業者

この場合、最初から水増しした料金を請求し、その後値引きしたように見せかけている可能性も。

値引き前の足場代が、相場よりも高くなっていないかどうか、確認する必要があるでしょう。

 

【ケース2】「足場代無料」をうたう塗装業者

現実的に考えて、足場代を無料で施工するのは不可能です。

確かに足場代は0円でも、その分ほかの場所で価格を上げて、足場分の費用を回収している可能性があります。

 

上記はあくまでも参考事例となりますので、その他の部分も総合的に考慮しつつ、信頼してお任せできる業者かどうか、慎重に判断するとよいでしょう。

 

 

足場代を節約するための方法はある?

ここまで解説してきたとおり、足場代を安くするのは至難の業。
一つだけ足場代をお得にできる可能性があるとしたら、「外壁塗装と屋根塗装を同時に行う」というパターンです。

外壁塗装と屋根塗装は、どちらも足場を必要とする塗装作業です。別々に実施すれば、当然足場代もダブルでかかってきてしまうでしょう。同じタイミングで実施すれば、1度の足場代で2つの工事を完了できます。

塗装業者と相談の上、スケジュールを決定してみてはいかがでしょうか?

 

 

足場の価格で注意するべきポイント3つ

塗装工事を行う上で、足場は非常に重要なものです。
だからこそ、以下の注意点についても意識してみてください。

 

足場が安すぎる場合にも注意が必要

「安ければ安いほど助かる」と感じがちな足場代ですが、実は安すぎる場合にも注意が必要です。

一般的なくさび(ビケ)足場ではなく、より安価に施工できる単管足場で計算されているのかもしれません。

 

単管足場とは、鉄パイプを組み合わせて作った簡易的な足場のこと。

安価で手軽に設置できる一方で、職人の安全性や作業のしやすさは確保できません。

単管足場で外壁塗装工事を行うのは、法律違反です。

安全性のためにも、施工品質のためにも、見積もり段階で確認しておきましょう。

 

足場の設置には国家資格が必要

足場代が高いなら、DIYで設置を…と考える方もいるかもしれませんが、残念ながら不可能です。
足場を組むためには、足場の組立て等作業主任者を配置する必要があります。
こちらの資格は国家資格であり、無資格者が勝手に作業することはできないのです。

DIYで設置できれば、足場代は0円に近づけられるかもしれません。しかし安全面や法律面から考えると、非常にリスクの高い行為です。

 

無足場工法を提案された場合

外壁塗装工事に足場は必須とお伝えしましたが、一つだけ例外があります。
それが、屋根からブランコのような機械を下ろして作業する、無足場工法です。

無足場工法で施工できる外壁塗装業者は、まだまだ限られているのが現状です。実際に提案された場合は、業者の過去の施工実績にも注目してみてください。
また、施工数が少ない分、費用についても注意したいところです。足場を組んだ場合よりも高くなるのか、それとも安くなるのか、慎重に判断する必要があります。

 

 

愛知県の外壁塗装はツジ建装がサポートします

外壁塗装が初めてのお客様にとって、見積もり内容には、わからない点も多いものです。
「足場は必要ないのでは…」と感じる方もいるのではないでしょうか。

ツジ建装では、こうしたお客様の不安や疑問にも、ひとつひとつ丁寧に寄り添っています。
安心してお任せくださいね。

 

 

ツジ建装 オフィシャルサイト