2022.05.11
外壁塗装にカラーシミュレーションが有効な理由と注意点を解説
カラーシミュレーションとは、住まいの外壁工事をする前に塗装後のイメージをしやすくするためのツールで、パソコン上で操作するソフトのことを指します。
外壁塗装を考えている方は、どのような色がいいのか、悩むのではないでしょうか。服の色選びであれば、試着してから選べるのですが、外壁は試してみるわけにはいきません。
まず、外壁塗装を始める前に塗装後の住まいを想像できるよう、カラーシミュレーションすることをおすすめします。
この記事では、カラーシミュレーションする上での、効果や注意点などについて解説します。
目次
カラーシミュレーションがなぜ効果的なのか
外壁によるカラーシミュレーションには、様々な効果があります。
完成したイメージをより明確にできる
複数の色味を確認できるので、依頼者が思っていたイメージと違ったり、雰囲気を変えたりしたいときも色調節を簡単におこなえます。
モデルとなる建物上での雰囲気を見るのではなく、実際に外壁塗装をする住まいを撮影してデータに取り込み色を付けていくことで、どのような感じになるのかをイメージしやすくなります。
一般的には、建物一面を同じ色で塗ってしまうのではなく、アクセントとなる色を施してみたりさまざまな色の組み合わせを楽しめるツートンにしてみたりと、カラーが増えるほど扱いがむずかしくなってしまいます。
そこで、カラーシミュレーションにより色合いを見ながら思い浮かべられるので、出来上がり後に思ったようにはならなかったということもないでしょう。
業者と色の認識を合わせやすい
ただ漠然としているのではなく、より具体的にイメージを依頼者と業者との間で塗装前にあわせられるのも、大きなポイントです。
業者に対して、依頼者からどのような色にしたいかを正確に伝えることは、とてもむずかしいものです。
「グレー」と言っても濃さや明るさ、背景の色などによって違い、依頼者が思っていた「グレー」と業者が認識している「グレー」にずれも生じて、イメージ通りに仕上がらない可能性もあります。
カラーシミュレーションで施工後の仕上がりを事前に確認できるので、思っていた色のイメージと違うことは、極めて少ないと言えます。
周辺の環境と建物のバランスを認識できる
外壁のほかに、雨どいや屋根などの付帯物の色を合わせてみることも可能です。
自分の好みやイメージに気を取られて決めていくと、近隣の住宅とほとんど変わらないものになっている場合もあります。
また、落ち着いた雰囲気のエリアで派手な色合いにすると、近所とのトラブルを引き起こす原因になるかもしれません。
実際にある建物の写真をカラーシミュレーションするため、周辺景観と調和した色を選択できるのも、うれしいところです。
外壁の色決めの方法は3つ!シミュレーションサイトも使って賢く楽しんで
カラーシミュレーションによる注意点
カラーシミュレーションは、色選びの参考になりますが注意点もあります。
パソコンや印刷環境によって見え方が違ってくる
同じ画像を他のスマートフォンと見比べて違いがあるように、モニターやブラウザで確認するため色合いは、どうしても相違が出てしまいます。
当然のことながら、赤が青にはならないのですが、色票番号で業者と色選びを進めていくと認識違いが起こる可能性もあります。
また、印刷する場合もモニターやブラウザと同じく、光の当たり方やプリンタの種類によって、色に違いが出てしまうのです。実際の色と微妙にずれが生じてしまうことを、認識しておきましょう。
さらに、より出来上がりの状態を知りたいのであれば、実際に同じ塗料を使っている建物を確認するのが、一番わかりやすいでしょう。
実際の塗装面の質感を表現するには限界がある
高品質なカラーシミュレーションだから安心であると思いがちですが、精度の向上にも限界はあります。
特にツヤあるものやないものの表現をすることには、限りがあります。ツヤやマットな感じの塗料に関心のある場合は、試し塗りをした板を実際の外壁に充ててみて、質感とイメージを膨らませてみましょう。
また壁材に凹凸のある場合は、影によって微妙な変化があり、シミュレーションにより再現しにくいところです。
テクスチャが再現できるシミュレーションで外壁材を変えると、質感がよりリアルに現せますが、微妙な影もできるので色の見え方も異なってきます。
天候や時間帯によっても光の当たり具合も変わり見え方も違ってきますが、実際の環境にカラーシミュレーションは対応できていません。外壁の1日のうちの1コマと考えて、参考程度にしましょう。
シミュレーションで使う面積によっては色の見え方が違う
色は、面積の大小によって明るさや色味に違いがあり、イメージが違ってきます。
明るい色は、大きい面積では小さいものよりも明るく見えます。反対に、暗い色になると大きい面積のほうがより暗く感じるのです。
同じ色であっても、面積が大きくなるにつれて彩度が上がって見えたりより明るく感じたりして、全体のイメージも変わって目に映る現象を「色の面積効果」と言います。
実際には、カラーサンプルでイメージを膨らませがちですが、外壁と比べると面積がかなり小さくギャップの生まれることが一般的です。
ですから、外壁の色を決める際には面積効果によって違いがあることを、考慮して決めましょう。
ツジ建装なら、安心して外壁塗装を依頼できる理由
ツジ建装では、カラーシミュレーションと共に気持ちに寄り添った、さまざまなサービスをしています。
外壁の診断
ツジ建装では、外装劣化診断士や建築士などの専門の資格を持った者だけが診断しています。経験と実績を積み重ねているスタッフであっても、外壁診断の専門知識を持っていなければ、正しい判断はできないからです。
現状の外壁がどういう状態であるのか、どのような塗装工事が必要なのかなどを、判断しなければなりません。
また、診断書の結果を言葉で説明するだけではなく、外装劣化調査診断報告書や外装リフォーム図面などでお伝えするので、より理解しやすくなります。
外壁塗装の色選び
外壁塗装を検討しているときに多くのかたが色の選択に悩むものです。
ツジ建装では、外壁の色選びに失敗しないよう色選ぶための、カラーシミュレーションやカラーコーディネーターによるアドバイスをいたします。
イメージ通りの外壁にしたいと思っていても完成するまで実物を見れません。塗料には多くの種類がありますが、塗装する前にカラーシミュレーションをすることで、完成後のイメージがつくでしょう。
契約後は、カラーシミュレーションでより理解を深めてもらえるので、イメージしやすく安心して工事に望めます。
外壁塗装の見積書
見積書は、材料費と施工費を分けて表記するため、見積もりが妥当であるかどうかを理解しやすくなります。
一括になっていると、材料費と施工費がどれぐらいかかっているのかがわからないため、見積もりが妥当であるかどうかの判断が出来なくなってしまうからです。
塗料のメーカーや缶数、塗装する面積なども表記しているので、見積書の金額に対する認識違いを防げます。
さらに、施主の大まかな予算や要望に合わせて、最大5つの見積りプランを作成いたします。5パターンもあると、何にどれだけかかるかが見えるため、より納得のいくプランを選べるのです。
塗装工事中のコミュニケーションとして
ツジ建装では安心してお任せいただけるように「塗り替え交換日記」のサービスを提供しています。
塗装職人はその日の工事内容やお知らせを記載し、受け取った施主は質問や要望などを返します。不在の場合もポストに投函するので、日々の様子がよくわかり安心です。
まとめ
外壁塗装の色選びは、正しい知識と理解をもっておこなうことで、思ったとおりの満足のいく仕上がりとなります。
まず、お好みの色やデザインがどのようなものかを探してみてはいかがでしょうか。
ツジ建装では、カラーシミュレーションを使った外壁塗装工事で、お客様に満足いただいています。外壁塗装の色選びを検討されているかたは、ぜひツジ建装へお任せください。
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