2022.07.05

外壁の色決めの方法は3つ!シミュレーションサイトも使って賢く楽しんで

外壁塗装の色決めは、仕上がりをイメージしながら、理想のカラーを見つけていく作業になります。
ワクワクした気持ちを抱ける一方で、「いったいどう理想の色を見つければ良いのか…」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、外壁塗装で色決めを行う際の手順や方法、注意点を解説します。
実際に色決めを行う前の予備知識として、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

色決めの方法は主に3つ

外壁塗装の色決めは、主に以下の3つの方法で行われます。

 

色見本帳を使う方法

色見本帳とは、各塗料メーカーが発行しているサンプルのこと。各塗料の色合いを確かめられるようになっています。
塗料が塗られているのは小さくカットした厚紙で、さまざまな色合いを並べて確認することが可能です。
色塗りには、実際の塗料が使われているため、雰囲気や質感を含めて仕上がりをイメージしやすいという特徴があります。

ただし、メーカーによって色見本帳に載せるカラーの選定はさまざまで、「気になる色があったものの、見本には載っていない…」という可能性も。また、色見本帳の中にも、塗装ではなく印刷で色を出しているようなケースもあります。
この場合、実際の色味が確認できるとは限らないため、注意しましょう。

 

色見本帳は、好みのテイストや大まかな色合いを検討する際に便利なアイテムです。
打ち合わせの初期段階で用いられるケースも多いでしょう。

 

サンプル(塗り板)を使う方法

塗り板とは、A4程度のサイズの板に、実際の塗料を塗ってサンプルにしたものを言います。
外壁に塗装した際の雰囲気を、より確かめやすい点がメリットと言えます。
色見本帳よりもサイズが大きいため、実際の色味に使い状態を確認できるでしょう。

 

塗り板は、塗料メーカーが配布しているケースもあれば、外壁塗装業者が独自に製作しているケースもあります。色見本帳で気になるカラーを見つけたら、ぜひ塗り板でチェックしてみてください。

 

カラーシミュレーションを使う方法

カラーシミュレーションは、パソコンを使って全体の雰囲気を確かめられる検討方法です。
実際に外壁塗装を行う住宅の外観を取り込んだら、そこに希望の色をつけていきます。色見本帳や塗り板のように「一部分のみ」というわけではありませんから、全体的なイメージがつかみやすいというメリットがあります。

 

ツートーンのデザインを検討する際にも、

 

・色の組み合わせ

・色の量のバランス

・塗分け方法

 

などを、気軽にチェックしやすいでしょう。

 

またカラーシミュレーションの場合、玄関ドアや屋根、サッシ、水切りや破風板など、細かな点とのバランスも確認できます。
「周辺の景観から浮いてしまうのはちょっと…」と不安に思う方にとっても、メリットの大きい検討方法だと言えます。

 

外壁塗装の色決めは、主にこれら3つの方法を駆使して進められます。
依頼先の業者によっては、複数の方法を組み合わせて使用することもあるでしょう。提案された色決め方法に不安や不満がある場合は、別の方法を選択できないかどうか、確認してみるのもおすすめですよ。

 

 

色決めの際に注意したいポイントとは?

ここまで紹介してきたとおり、色決めにはさまざまな方法があります。どの方法も一長一短で、一概にどれが優れているとは言えません。
それぞれの注意点を知った上で、賢い色選びを実践してみてください。

 

色見本帳を使う場合の注意点

多数の色味を、一度にチェック・比較できるのが色見本帳の魅力です。
しかし、ひとつひとつの見本は小さく、外壁塗装した際の雰囲気を、正しくつかむのは困難です。

 

色の見え方は、塗装された面積によって異なるもの。
明るい色味の塗料を選んだ場合、見本帳よりも薄く淡い色合いだと感じる可能性が高いでしょう。
好みの色合いがある場合、一つ濃い色も同時に検討してみるのがおすすめです。

 

一方で、黒やこげ茶など、暗めの色合いを選んだ場合は、見本帳よりも暗く濃い色合いだと感じるケースが多いようです。
本当にその色で問題がないのかどうか、こちらも慎重に検討してみてください。

 

塗り板を使う場合の注意点

色見本帳よりもイメージをつかみやすい塗り板ですが、より正確な雰囲気を把握するためには、外で見ることが大切です。
室内光と自然光では、色の見え方はかなり違ってきます。外壁塗装は家の外側に施工するわけですから、ぜひ実際に施工した場合と、同じ条件でチェックしてみてください。

 

このほか、可能であれば、

 

・くもりの日

・雨の日

・影に入ったとき

 

など、さまざまなパターンで見え方を確認しておくと安心ですね。

 

カラーシミュレーションを使う場合の注意点

家の全体的な雰囲気をつかみやすいカラーシミュレーションですが、あくまでも画面上で出力したカラーであり、実際の雰囲気とは異なる可能性があります。
盲目的に信じ込むのではなく、「全体的な雰囲気をチェックしたら詳細は塗り板で確認する」など、その他の方法と組み合わせて使用するのがおすすめです。

上手に使えば非常に便利な道具ですから、有効活用してみてください。

 

おすすめカラーシミュレーション

外壁塗装のカラーをおしゃれに仕上げたいなら、塗装業者に相談する前に、カラーシミュレーションソフトを使って雰囲気をつかんでおくのもおすすめです。

 

シミュレーション可能な人気無料ソフト

無料で使用できる人気ソフトをまとめました。

 

カラーエクスプレス

カラーシミュレーションシステム「カラーエクスプレス」へはこちら

カラーエクスプレスでは、簡単な操作で色選びがスピーディーにできます。お気軽に色選びの楽しさを実感いただけます。
ホームぺージ内のiPad版無料アプリのバナーからダウンロードできます。

 

色彩工房

色彩工房へはこちら

色彩工房のトップページから、Webアプリ「eペイント:カラーシミュレーション」のデモをご利用いただけます。ソフトウェアのダウンロードが不要で、インターネットに接続しいつでもだれでもがブラウザ(Edge,Chrome,Safariなど)で利用できるソフトウェアです。
モデルハウスを選択し、お好きなカラーを選ぶだけの簡単操作でカラーシミュレーションをお楽しみいただけます。

 

ツジ建装

「わざわざソフトを入れるのが面倒…」という方には、ツジ建装のサイトで利用できるカラーシミュレーションがおすすめ。
誰でも自由に、無料でシミュレーションできます。
もちろん、シミュレーション結果をもとにご相談いただくことも可能ですから、ぜひお気軽に活用してみてください。

 

 

色選びは手順を知って賢く楽しもう

外壁塗装の色選びは、理想の仕上がりを実現するために、非常に重要な工程です。ぜひ前向きに楽しんでみてください。
色選びの方法や手順を知っていれば、心の準備もしやすくなるのではないでしょうか?
ぜひ今回紹介した情報も参考にしながら、色選びの工程を賢く楽しんでみてくださいね。

 

 

ツジ建装 オフィシャルサイト