外壁塗装と同様に、家の性能を守るため、絶対に忘れてはいけないのが屋根塗装です。
とはいえ、「なぜ屋根塗装が必要なのか？」「具体的に何をするのか？」など、気になる点も多いのではないでしょうか？
屋根塗装が必要な理由や、施工時のポイント、塗料別の耐用年数など、基礎知識をまとめます。

屋根塗装とは？工事の目的と必要性

屋根塗装とは、屋根に専用の塗料で塗装を施す工事を言います。
屋根材の表面に施された塗装は、紫外線や風雨の影響で、徐々に劣化が進んでいくもの。その劣化した塗装を、新しくするために行われるのが屋根塗装です。

日本の住宅で一般的に使われている屋根材には、以下のような種類があります。

・日本瓦

・スレート瓦

・セメント瓦

・金属屋根

・ガルバリウム鋼板

このうち、日本瓦以外の屋根材には、最初から塗装が施されています。

塗装が劣化するタイミングに合わせて、再塗装を施す必要があるというわけです。

屋根塗装の目的には、大きく以下の3つがあります。

・見た目を美しくすること

・住宅を守ること

・快適な生活を実現するための機能を付加すること

新築時はピカピカだった屋根材も、年月の経過と共に、見た目が変化していきます。屋根の劣化や色褪せは、家全体の見た目を、古臭く感じさせてしまうでしょう。
塗装工事を行えば、ピカピカの見た目に戻りますから、家全体の雰囲気も大きく変わるはずです。

また屋根材の劣化が進めば、建物内への雨水の侵入、つまり雨漏りが発生します。家の内部に大量の水が入り込めば、カビや腐食といったトラブルが進行してしまうでしょう。
定期的な塗装工事で、屋根の機能を高めておけば、雨漏りリスクを低減できます。

そして近年注目されているのが、3つ目の目的です。
遮熱機能や断熱機能、防汚機能を備えた塗料を使用することで、より快適な室温を保ちやすくなるほか、屋根に汚れが蓄積しづらい環境を実現できます。
便利な機能をプラスした塗料は、一般的な塗料よりもイニシャルコストが高くなりがちです。
一方で、その後の光熱費を下げられれば、エコで快適な生活を実現できるでしょう。

【屋根塗装の基礎知識】時期・相場・流れを知って初めてでも安心施工を

こんな症状は塗り替えサイン

屋根塗装は、タイミングを見極めて実践することが大切です。
塗装のタイミングが遅くなり過ぎると、家全体に悪影響を及ぼし、非常に高額な修理費用がかかる恐れもあるでしょう。自宅の屋根に以下のような症状が見られたら、塗り替えのサインです。
ぜひチェックしてみてください。

・色褪せ

・カビ

・コケ

・屋根材の反り

・ヒビ

・割れ

・サビ

・塗装剥がれ

屋根の状態をチェックするためには、屋根に上がってみるのが一番ですが、ケガのリスクがあります。
決して無理はしないでください。

・2階の窓から確認できる部分を探す

・近隣の建物から、屋根が見られるところがないか探してみる

このように、安心・安全に確認できる方法を探してみてください。
もしこれらの方法で確認できなければ、屋根塗装業者に依頼して、状態を確認してもらうのがおすすめです。

また、外壁のトラブルから屋根の劣化具合を探る方法もあります。
外壁材よりも長持ちする屋根材も多いですが、外壁が劣化しているということは、屋根材の方もある程度劣化していると考えられます。外壁材のチェックと共に、屋根材のチェックも専門業者に依頼しましょう。

屋根塗装で失敗しないためのポイント3つ

屋根塗装で失敗しないためには、以下の3つのポイントに注意してみてください。

・工事のタイミングは春または秋がおすすめ

・事前に費用相場をリサーチしておく

・信頼して任せられる業者に依頼する

屋根塗装は、一定の条件を満たせば1年中施工可能。
しかし、特に条件が良いのは、空気が乾燥していて天候も安定している春や秋です。しっかりと乾燥させられるため、美しい仕上がりを期待できます。

また、屋根塗装でトラブルになりやすいのが、金額や品質についてです。
屋根塗装にかかる費用は塗装面積によって異なりますが、事前に大体の目安を知っておけば、見積もりをもらったあとの流れをスムーズに進めていけるでしょう。
「見積価格が高すぎる」「反対に安すぎる」など、不安要素のある業者を排除できます。

工事の品質については、過去の実績や口コミに注目するのがおすすめです。
特に初めての屋根塗装の場合、わからない点や不安なことが多いのは当然ですから、なんでも気軽に聞ける業者を選択すると良いでしょう。

耐用年数は塗料のグレードによって異なるもの

定期的に実施する屋根塗装ですが、耐用年数は、使用する塗料のグレードによって異なります。

グレードが低い塗料に当てはまるのが、ウレタン系塗料です。
一昔前までは一般的な塗料として使われていましたが、さらにコストパフォーマンスに優れた塗料が登場したことによって、屋根や外壁に使用される機会は減ってきています。
耐用年数は5～7年と、またすぐに、次の塗り替えのタイミングがやってきてしまうでしょう。

シリコン系塗料の耐用年数は7年～10年ほど。

さらにグレードの高いフッ素系塗料や無機系塗料であれば、15年以上と非常に長持ちします。
建て替えや売却等の予定も踏まえて、コストパフォーマンスに優れた塗料を選択しましょう。

住宅を守るために忘れてはいけない屋根塗装

屋根塗装は、家の見た目や性能を保つために重要なもの。
つい忘れてしまいがちですが、適切なタイミングで実施しましょう。

名古屋市や北名古屋市周辺、愛知県内の現場であれば、私どもツジ建装にお任せください。
屋根の状態の見極めから、しっかりとサポートいたします。

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