2022.05.12
外壁塗装の訪問営業に注意!いい業者が訪問営業をしない5つの理由を解説
一戸建てに住んでいる方は、今までに一度は外壁塗装の訪問営業を受けたことがあるのではないでしょうか。
それまでは外壁塗装について特に考えていなかった方も、突然の訪問によって我が家もやったほうがいいのではと考え始めるかもしれません。
しかし勧められるままに依頼してしまっていいのでしょうか?
訪問営業を受けて不安に思うこともあると思いますが、契約する前に冷静な判断をすることが大切です。
そこで、外壁塗装の訪問営業における悪質な業者の手口と、見破る方法を紹介します。
目次
外壁塗装には悪質業者が多い!?
塗装業者は大きく分けると塗装屋、工務店やハウスメーカー、営業会社の3つに分類できます。
塗装屋
塗装屋は近所で看板を見かけることが多く、数人から10人ほどの小さな業者で成り立っているため、営業する人がいなかったり、広告を出さないというところが多いです。
基本的には地域密着型なので悪質な業者は少なく、近隣住民の口コミから仕事を得ています。
工務店やハウスメーカー
いわゆる大手なので広告やCMを使って大々的に営業します。
実際の作業は下請け業者が行い、そこに中間マージンが発生しているので必要最低限の施工だけをおこなうことが多いです。しかし会社の名前を背負っているので、大きな失敗やリスクはありません。
営業会社
塗装を勧めるために訪問営業をかけてくる業者です。この営業会社による外壁塗装が悪質な場合が多いのです。
営業会社はその名の通り、営業を行うだけなので自身で作業はせず、実際の作業は下請け会社に依頼し、その中間マージンを利益として得ています。
利益を多くするために見積もり金額を多くしたり、安い塗料を使っている業者が多いです。外壁塗装は専門知識が必要であり、素人が見ただけで簡単に判断できるものではありません。
そのため手抜き工事をしても気づかれにくい、不具合が出るのに数か月、数年と時間がかかる、相場を知らない人が多いなど、悪質な業者にとっては非常に有利な工事だといえます。
営業に来る人はそれなりに知識を持っていて、セールストークも上手いのでたとえ間違ったことでも自信満々に話してしまいます。
ただ、すべての訪問販売業者が悪質ではなく、丁寧な仕事をしてくれる会社もありますが、それはほんの一部であり見極めるのはとても難しいため、リスクが高すぎるので避けておくのが無難といえるでしょう。
外壁塗装の訪問営業がしつこい!帰らない!断り方のコツと注意点は?
悪質業者の手口
では実際、悪質な業者はどんな手口で契約まで持ち込むのでしょうか?
大きな得をすると言ってきたり、逆に不安をあおってきたりとさまざまパターンがあるので、よくあるパターンに分けて紹介します。
キャンペーン系の売り文句で誘う
訪問販売でよく聞かれる言葉に、今ならモニターキャンペーン中で通常の半額になるといったものがあります。
お得なものは、だれでも好きだと思いますし惹かれるでしょう。
さらに今だけと言われてしまえば、これを逃せば大きな損をしてしまうかもしれないと感じてしまいます。
しかし半額になるということは、その分業者側の利益を削るということになり、いくらモニターになるからといっても半額まで下がるのに違和感を覚えませんか。
具体的な例として200万円の工事が半額になると説明を受けたとします。その実態は、そもそも80万円で可能な工事を100万円で提示しているというからくりがあるのです。
このようにキャンペーンでの大幅な値引きは危険だと考えられます。
必要以上に不安をあおる
今すぐやらないと危険、1日でも早く対策しないと大変なことになると言って、過剰に不安をあおって冷静な判断をさせにくくするのも手口の一つです。
この言葉は専門知識が乏しい素人にとっては、放っておけば家を失ってしまうかもしれないと、とても恐ろしく感じるでしょう。
大変なことになると言われてしまえば、すぐにでも対処しなくてはいけないと考えるのが普通ですし、目の前のプロが言っているんだからと信用してしまう気持ちは分かります。
しかし、外壁というのは風雨にさらされながら起こる経年劣化によって、少しづつ劣化していくものです。
数日で突然どうにかなってしまうということはありませんし、そこまでひどい状況なら家主自身が何かしらの変化に気づいているはずです。
大きな値引きで誘う
今日契約してくれるなら半額に割引しますといった誘い文句も悪質業者の手口です。
一つ目のキャンペーンと似ていますが、いきなり営業の判断で半額になるのはおかしいと思いませんか。
外壁塗装といっても、ただ塗料を塗るだけではないのです。
工事には足場を組むために専門の業者が必要ですし、塗料などの材料代、職人さんへの工賃などさまざま必要経費があり、半額まで下げても利益が得られるほどの余裕はありません。
実際、外壁塗装は利益率が高くなく、そこまでの値引きができること自体おかしいのです。
それでもその場で突然半額になるのは、その分最初の見積もりをかなり高く設定していると考えられます。半額にしても利益が取れる価格なわけですから、本当の作業内容は価格分のクオリティもないとも考えられます。
適正価格を知っておこう
では外壁塗装がやりたい、自分の家がどのような状態なのか知りたいと考えたとき、どのようにして優良な業者を見つけたらいいのでしょうか。
そこで参考になるのが一括見積サイトです。
複数の業者に一括で相見積もりを取ることができるので、外壁塗装が一般的にどれくらいの価格なのか相場を知ることができます。
そのため訪問営業が来ても過剰な割引に疑問を持つことができますし、断ることができるのでトラブルを回避することに役立ちます。
なにより一括見積サービスに業者が加入するためには審査があり、悪質な業者は入れませんし、万が一入れたとしても見積もった側から通報されれば除外されるので安全に見積もりを依頼できるでしょう。
また複数の業者を比較できるので、その中から一番適切だと考えられる業者と契約できますし、外壁塗装について詳しくなくても複数社から話を聞くことで、施工内容を比較しやすいというメリットもあります。
さらに大手サイトであれば利用料は無料ですし、断る際もサイト側から業者に連絡してくれるので安心です。
まとめ
訪問販売による外壁塗装には悪質な業者が多いという問題について解説しました。
自社開発のオリジナル塗料を勧めてくる、過剰に不安をあおってくる、見積もりが曖昧で半額などの大幅な値引きをする、今日までなど急いで契約させようとしたり、料金を先払いさせるといった行動が見られる業者は、悪質業者の可能性が非常に高いです。
訪問営業はいきなりやってくるので、避けられない状況になってしまうこともあるでしょう。
しかし残念ながら、人の弱みや興味を逆手にとって利益を得ようと考えている業者は多くいるのです。
話を聞いていて少しでもおかしい部分があったり、不安だと感じたら断ることが大切です。
人は損したくないと考えるものなので、特に今回だけの大幅な値引きを提示されると、損したくないと考えてしまう方も多いでしょう。
しかし今一度冷静になって、考える時間を取るように心がけることが大切です。
外壁塗装を検討する場合には、訪問されて契約するのではなく、一括見積サイトなどを活用して自分から業者を選んで、適切な施工を選択しましょう。
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