2022.05.12

外壁でトラブルが発生!解決方法や相談方法を解説

家の耐久性を高めるためにも外壁塗装は定期的に行う必要がありますが、頻度は10〜15年に1回程度です。
回数が少ない分、適切な価格や施工内容がわからず、トラブルに発展してしまうケースがよく見られます。

起きてしまったトラブルを相談する場所、よくあるトラブル事例から予防策までご紹介します。

 

 

外壁塗装業者とトラブル発生!相談できる場所はどこ?

外壁塗装の最中や施工後にトラブルが起きたら、まずは契約した施工業者と十分な話し合いをする場を設けましょう。
しかし、話を聞いてもらえない、連絡が取れないなど、施工業者の対応が不十分であった場合には、次の機関に相談して解決を図ります。

 

住宅リフォーム・紛争処理支援センター

国土交通大臣指定の相談窓口で、弁護士や建築士とともに住宅関係のトラブル相談や紛争処理を行います。あくまでも相談が基本で、相談者から事情を聞いて、解決に向けてどのような対応ができるかを提案し、実際に対応に動くのは相談者となります。

 

電話相談

相談費用 無料(通話料がかかります)
相談時間 平日10〜17時

 

一級建築士が直接対応し、外壁塗装を含めた工事や契約時に気をつける点などをアドバイスし、法律的な相談は必要に応じて弁護士の助言を受けて回答します。

見積書や工事図面など、電話では確認しにくい部分は、あらかじめ郵送やFAXで書類を送り、後日電話で確認することも可能です。

 

対面相談

相談費用 原則無料
相談時間 予約制で1時間(住まいダイヤルから予約します)

 

相談者、弁護士、建築士の三者で対面し、契約書や問題部分の写真などを見ながら、相談にお答えします。

相談時間は1時間と決まっているので、前もって相談したい内容をまとめ、見積書などの書類、問題部分の写真などを用意しておくとスムーズです。

 

紛争処理

申請費用 原則無料
相談時間 予約制で1時間(住まいダイヤルから予約します)
利用条件 建築住宅性能評価書が交付された評価住宅か、住宅瑕疵担保責任保険に加入した保険付き住宅であること

 

紛争処理委員、弁護士、建築士と相談者、施工業者が対面し、双方から事情を聞いた上で公正中立な立場から、あっせん・調停・仲裁を行います。施工業者との同席が難しいほど関係が悪化している場合には、別々に事情を聞き、それぞれの対応をまとめた上で、解決案を伝えることも可能です。

申請時には「あっせん・調停・仲裁」のいずれを望んでいるかを選択し、証拠書類となる見積書や契約書、図面や現場写真などの提出が必要になります。

 

国民生活センター

申請費用 無料(通話料がかかります)
相談時間 10〜16時

 

消費者保護を目的とし、マルチ商法や詐欺などのあらゆる悪徳商法や消費者問題に関する総合的な相談窓口です。
消費生活相談員資格の国家資格を有した職員が対応しますが、リフォームの専門知識があるとは限らないので、相談内容によっては解決が難しい場合があります
直接施工業者に連絡をし、事情を聞くなどしてもらえますが、実際に解決に動くのは相談者です。

 

リフォーム保険会社

契約時にリフォーム保険に加入していれば、保険会社に現地調査や保険金支払いなどの対応を依頼することができます。
工事契約者または施工業者の希望によって施工業者が加入する任意保険で、着工前に保険加入の申請をし、工事中・工事後の検査を行った上で保険が適用となります。

 

工事の瑕疵(かし)が見つかった場合、保険会社に連絡すると瑕疵部分の調査が行われ、調査結果に応じて保険金が支払われます。
万が一、施工業者が倒産した後に瑕疵が見つかった場合でも、保険金が受け取れる仕組みです。

 

弁護士

法律・トラブル対応の専門家である弁護士は、相談者の希望に沿った結果を出すよう動いてもらえます
相談料は安くありませんが、相談者に代わって施工業者と交渉し、相談者の意見を重視した早急な解決が見込めるため、ストレスが少ない方法といえます。

 

 

外壁塗装のよくあるトラブル事例からみる予防策

外壁塗装のトラブルは契約時から施工直後、数ヶ月経過してからなど、思いもよらないところで発生します。
よく起こるトラブルを3つの事例から学び、それぞれの予防策を考えてみましょう。

 

施工前:見積書の説明が不十分なまま契約に進んでしまった

見積書や契約書に書いてある内容を質問しても、説明を省かれたり、納得する回答がもらえなかったりで、よくわからないまま契約を迫られるケースがあります。
説明が不十分な施工業者の全てが悪質とは限りませんが、内容を説明できないのはありえません。

 

予防策は、契約内容や施工内容の不明点を十分に説明してもらえない場合、契約をしないことをはっきりと告げることです。
大切な家の外壁を手抜き工事されるかもしれない不安を抱えるよりも、不安を解消してから工事に進んでもらうほうが、良い結果を得られます。
勢いにおされて契約してしまっても、クーリングオフ期間内であれば無条件で解約できます。

 

施行中:近隣から作業音や匂いに対して苦情を言われた

近隣から作業の音がうるさいと言われて、困ってしまうケースも施工中にはよくあるトラブルです。
事情を知らない近隣住民は、突然始まる作業音や匂いがいつまで続くのかわからない、どこまで作業が広がるのかわからない点に対して、不安を覚えます。わからないことが不安なので、作業期間中に耐えかねた場合には苦情となり、我慢しきった場合でも、その後の付き合いに支障が出てしまいかねません。

 

予防策は、施工前に外壁塗装の作業を行うこと、どのような作業をいつ行うか予定を伝えておくことで緩和されます。
作業音や匂いを消すのは不可能ですが、何をいつまで行うか、迷惑をかけるかもしれないと伝えておくだけで、感じ方はだいぶ変わるものです。

 

施工後:塗ってもらった外壁の色が契約した色と違う

外壁の色を決める際には色見本を見て決めますが、塗装された外壁の色が違っているように思える原因は2つに分けられるので、それぞれの原因と予防策をご紹介します。

 

1つ目の原因は施工業者の作業ミスで、本来塗るはずだった色を間違えてしまった場合、工事契約者が予防できる対策は特になく、正しい色に塗り直してもらうことで解決できます。

 

もう1つの原因は、見本と塗装後の色のトーンや発色のイメージがずれてしまった場合です。冊子やパソコン画面上で見る色見本は、実際に外壁に塗った状態と違って見えてしまうことが多く、思ったよりも明るすぎる・暗すぎるなど感じられ、正しく塗装されていてもイメージと違う印象が拭えません。

予防策は、色見本を見る際に自然光の下で見たり、塗装した素材サンプルを見せてもらったりなどして、実際の塗装後の色に近い状態で確認します。

 

まとめ

外壁塗装は家の耐久性を高め、安心して長く住み続けるために必要な工事ですが、10年に1回と回数が少ないことから、トラブルが発生しやすくもあります。

次の4つは、よくあるトラブル事例から想定される予防策です。

 

・口約束にせず契約内容は記録に残す

・保証範囲や保険加入は事前に確認する

・塗装の進捗状況はこまめに確認する

・施工前に近隣に挨拶に行く

 

 

ツジ建設プロタイムズ北名古屋店では、過去のデータをもとにしたベストな塗装のご提案で、年間300棟以上を請け負ってきた信頼の実績があります。

不安や不明点は、外壁塗装のプロである私達になんでもご質問ください。

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