2022.07.05
外壁塗装で補助金を受け取ろう!リサーチ方法や流れ・注意点を解説
「外壁塗装を少しでも安く行いたい…」という方に、ぜひ一度検討していただきたいのが補助金の利用についてです。
自治体によっては、外壁塗装に補助金を出しているところがあります。条件に合致しているなら、「利用しなければ損」と言えるでしょう。
外壁塗装と補助金について、基本的な知識や申請の流れ、トラブル事例からわかる注意点等を解説します。
目次
外壁塗装の補助金とは?目的・金額・条件等
外壁塗装の補助金は、全国一律で支給されているわけではありません。補助金や助成金制度を実施しているのは、各自治体です。
つまり、対象の自治体に住んでいる方が、自治体別に設定されたルールを守って外壁塗装工事を行った場合に、一定金額が支給されるというわけです。
外壁塗装に補助金が支給される理由も、自治体によってさまざまです。
・住宅性能向上
・地域への定住促進
・多世帯同居家族や多子世帯のサポート
・地域経済の活性化
また、外壁塗装単体では補助金を受け取れなくても、耐震リフォーム・介護リフォーム等とセットにすることで対象になる自治体もあります。金額の目安は、10万円~30万円ほどですが、こちらも自治体によってさまざまです。
金額や細かな条件等は、お住まいの自治体のルールを確認してみてください。
補助金の対象かどうかの調べ方は?
では、自分が住んでいる自治体で補助金制度が実施されているのか、どのようなルールが設定されているのかは、どのように調べれば良いのでしょうか?
3つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
地方公共団体における住宅リフォームに関わる支援制度検索サイトの活用
一般社団法人住宅リフォーム推進協議会では、年度ごとに「地方公共団体における住宅リフォームに関わる支援制度」を検索できるサイトを整備しています。
お住まいの自治体を指定したあと、リフォームの目的を設定することで、利用できる支援制度があるかどうか表示してくれます。
複数の支援制度を比較検討できるほか、近隣の自治体の一括検索も可能。表示された結果から、外壁塗装が対象になるものを選択してみてください。
自治体ホームページの活用
各自治体の補助金・助成金制度は、自治体ホームページでも情報公開されています。お住まいの自治体のホームページを開いたら、リフォームや外壁塗装に関する補助金制度について検索してみてください。
自治体ホームページの場合、利用条件や申請手順など、必要な情報を一括で確認できるというメリットがあります。
自治体の窓口への問い合わせ
「ホームページがわかりにくい」「利用できる制度があるのか、よくわからなかった…」という場合には、自治体の窓口に問い合わせるのが確実です。どのような目的でどういった工事を予定しているのかを伝えて、利用できる補助金・助成金制度があるかどうか教えてもらいましょう。
わからないことがあっても、その場ですぐに質問できるのがこちらの方法のメリットです。
補助金申請の流れの例
外壁塗装工事で補助金を受け取る場合には、全体の流れを頭に入れて行動する必要があります。
細かな流れは自治体によって異なるものの、大まかな流れは以下のとおりです。
1.補助金申請
2.交付決定通知の送付
3.外壁塗装工事のスタート
4.塗装工事完了報告書の提出
5.工事完了検査
6.補助金確定通知の送付
7.補助金の支払い
外壁塗装で補助金申請を行う場合、「申請するのは工事前?それとも後?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
基本的には、工事前の申請が必要で、申請が通ったあとに実際の工事がスタートする流れになります。申請時には、自分で用意できる書類のほか、外壁塗装業者が発行する書類が必要になることも。
補助金利用を検討するなら、過去の申請実績が豊富な業者を選択すると安心です。
工事完了報告を提出するのは、一般的には塗装業者です。
その後、自治体によっては、「本当に該当工事が行われたかどうか」を確認するため、完了検査が行われます。補助金が振り込まれるのは、これらすべての手順が終わったあとです。
手続き完了から2~3週間ほど時間がかかるケースが多く、補助金をそのまま業者に対する支払いに使えるとは限らないので注意しましょう。
外壁塗装で補助金を受け取るための3つのポイント
外壁塗装で補助金を受け取るためには、いくつかのコツがあります。
3つのポイントを紹介するので、申請前・工事前にぜひチェックしてみてください。
ポイント1「自治体のルールをよく確認すること」
先ほどもお伝えしたとおり、外壁塗装の補助金ルールは、自治体によってかなり異なります。
・申請時期
・申請者
・外壁塗装業者の指定の有無
・使用塗料の指定の有無
・必要書類
・補助金を受け取れる回数
自治体のルールに則っていなければ、当然補助金を受け取ることはできません。
失敗を防ぐためにも、事前にしっかりと確認しておきましょう。
わからない点があれば、遠慮なく自治体窓口に問い合わせてください。
ポイント2「実績豊富な外壁塗装業者に依頼すること」
外壁塗装で補助金を受け取りたいと思う場合には、依頼先選びも重要なポイントになります。
ぜひ、過去に補助金を申請した経験がある業者を選択してみてください。
・事前調査や申請に必要な書類を、スムーズに発行してもらえる
・補助金申請について、さまざまなアドバイスをもらえる可能性がある
・補助金申請作業を代行してもらえる可能性がある
実績豊富な業者を選ぶコツは、相談時に直接聞いてみるのがおすすめです。
外壁塗装工事の品質はもちろん、補助金申請についても一からサポートしてもらえれば、不安はかなり軽減されるでしょう。
ポイント3「なるべく早めに行動すること」
自治体が実施している補助金制度の中には、「予算消化次第終了」というケースもあります。
つまり、ルールを守ってきちんと申請した場合でも、時期によっては補助金が支給されない可能性があるということです。
外壁塗装の補助金制度は、どの自治体でも人気の制度です。
予算が少ない自治体の場合、あっという間に終了してしまう可能性もあるでしょう。
地域の補助金制度の実情をよく知っているのは、外壁塗装業者です。こちらについても、信頼できる業者にアドバイスをもらうと安心です。
自治体ホームページで公開される情報もこまめにチェックしつつ、なるべく早めに行動しましょう。
トラブル事例と注意点
外壁塗装工事で補助金を受け取れるはずが…トラブルに巻き込まれてしまうケースもあります。
よくあるトラブルと注意点を解説します。
「補助金が出るから」と強引に契約を迫られる
外壁塗装業者の中には、訪問販売で突然やってきて、「補助金が出るから」という理由で強引に契約を迫るようなケースもあります。
補助金が出るかどうかは、個々の条件によって異なるもの。「出る」という前提で契約を迫る業者には、慎重に対応する必要があるでしょう。
実際に補助金が10~30万円支給されても、ぼったくり業者にその分水増しされれば、意味がありません。工事を依頼する外壁塗装業者は、ぜひ慎重に検討してみてください。
訪問販売業者に強引に迫られ、契約してしまった場合は、クーリングオフできる可能性が高いでしょう。
外壁塗装の訪問販売はクーリングオフ可能!制度概要から具体的な手順まで
知識不足が原因で補助金を受け取れなかった
「補助金が出るなら…」という理由で外壁塗装工事を実施しても、知識不足が原因で「結局補助金を受け取れなかった…」というトラブルは決して少なくありません。
中でも注意したいのが、予算終了のタイミングについてです。
自治体によっては、「1年に1回」のタイミングで募集しているケースもあれば、「1年に4回」のタイミングで募集しているケースもあります。それぞれの特徴を頭に入れた上で、適切な時期に動いてみてください。
次回の募集タイミングを、あえて待つのも戦略です。
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外壁塗装工事は補助金制度も活用してお得に実施を
外壁塗装工事は、定期的に実施したいメンテナンス工事です。
費用面で不安があるときには、ぜひお住まいの自治体の補助金制度にも注目してみてください。うまく使えば、10万円~30万円節約できる可能性も。
地域の補助金制度に詳しい外壁塗装業者を見つけられれば、申請で悩む恐れもないでしょう。
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