2022.07.05

屋根修理のタイミングはいつ?3つのおすすめ時期と依頼時の注意点

屋根修理や屋根リフォームで重要なのは、タイミングです。
タイミングを誤ると、修理費用がかさんだり、家全体の耐久性が落ちてしまったりする恐れも…。
とはいえ、一般の方にとって、タイミングの見極めは決して簡単ではありません。

3つのポイントを紹介するので、ぜひ大切なお家のメンテナンスに役立ててみてください。

 

 

タイミング1「何らかの症状が発生したとき」

屋根修理は、適切なタイミングで素早く行うことが大切です。
自宅に何らかの症状が発生した際に、問題を放置するのは危険です。屋根に何らかの不具合が発生している場合、自然に直る可能性はありません。
ほんの少しのトラブルでも、そこから雨水が侵入するようなことがあれば、少しずつ被害は広がってしまうのです。

 

では具体的に、どういった症状が見られたら屋根修理を考えるべきなのでしょうか?

具体的には、以下の4つです。

 

・雨漏りしている

・天井に、以前にはなかったシミができている(広がっている)

・なんとなくカビ臭いが、原因はわからない

・雨樋から水が溢れ出している

 

雨漏りは非常にわかりやすい症状の一つです。

室内にポタポタと水が落ちているような場合、かなり深刻な状況です。
一刻も早く、専門業者を手配して状況を確認してもらいましょう。

 

ただ実際には、雨漏りよりも前に異変が発生するケースも多いもの。
天井のシミや、室内のカビ臭さが屋根トラブルのサインです。

天井のシミは、家の内部に少しずつ水が浸入している証拠。室内の嫌な臭いは、天井裏や家の構造部分に溜まった湿気が原因で、カビが繁殖しているのかもしれません。

これらの症状に気付いたら、一度屋根の修理業者に状態をチェックしてもらいましょう。もちろん、屋根以外の問題で各種トラブルが生じている可能性もあります。
考えられる原因を一つずつ潰して、対処法を検討してみてください。

 

 

タイミング2「築10年以上が経過したとき」

雨漏り以外にも、シミやカビなど、何らかの症状が発生していれば、その対処にもお金がかかります。
余計な修理費用をかけないためにおすすめなのは、症状の有無にかかわらず、一定の時期を迎えたら修理について検討する方法です。

 

屋根材の中でも人気の高いスレート屋根の場合、新築後10年程度で最初のメンテナンス時期を迎えます。
屋根材の表面に施された塗装が寿命を迎え、本来の性能を発揮できなくなってしまうからです。メンテナンスしないまま放っておけば、いずれ確実に雨漏りするでしょう。
だからこそ、具体的な症状が発生する前に、屋根塗装メンテナンスを行うというわけです。

適切な時期で行う屋根塗装は、何らかの症状が発生してから行う屋根修理よりも、手軽に実施できるでしょう。また雨漏りやカビによって、家族の生活が脅かされる恐れもありません。

 

 

タイミング3「自然災害が発生したとき」

台風やひょうなど、自然災害が発生したあとも、屋根修理のタイミングです。
強い風や大きな塊は、屋根材を傷める原因の一つ。
自然災害が発生したあとは、ぜひ自分の目で屋根の状態のセルフチェックを行ってみてください。

 

・2階から1階部分の屋根をチェックする

・屋根が見える場所に移動して、双眼鏡で確認する

 

実際に屋根に登っての作業は危険なため、こういった方法を選択するのがおすすめです。
屋根に何らかの異常が発生している場合や、状況がよくわからない場合は、屋根の修理業者に点検を依頼しましょう。トラブルが発生していた場合でも、非常に素早く修理できるため、家の構造へのダメージも最小限で済ませられます。

 

 

屋根修理を依頼する際の注意点は?

いざ屋根修理を依頼しようとした場合には、いくつか注意点があります。

損をしないためにも、ぜひ事前に頭に入れておいてください。

 

屋根修理におすすめの時期に注目しよう

屋根修理には、作業に適したおすすめの時期があります。

 

・冬(12~1月)

・春(2月~5月)

・秋(8月~11月)

 

なぜこの時期がおすすめされるのかというと、比較的天気が安定していて、修理工事をスムーズに進めていきやすいから。
雨が降れば作業はできませんから、天気が崩れる日が多ければ多いほど、スケジュールは後ろ倒しになってしまいます。

とはいえ、雨が多い時期にもメリットはあります。
それは、屋根のどこにどういった修理が必要なのか、現場で確認しながら修理を進めていけるという点です。

もちろん、乾燥した日や晴れた日でも、ホースで水を流してチェックはしますが、本物の雨にはかないません。状態を適切に把握した上で、より確実に作業を進めてもらえますし、水道代の節約にもつながるでしょう。

 

また、すでに何らかの症状が現れている場合には、おすすめの時期にこだわらず、できるだけ早く行動に移してください。
たとえどの時期であっても、適切な方法さえ選んでいれば、屋根修理は可能です。これ以上ダメージを広げないためにも、ぜひ意識してみてください。

 

気になる点があれば早めに動き出すことが大事

屋根修理で多いのは、「以前から不安はあったものの、まだ大丈夫だろう」と工事を後回しにしてしまうパターンです。
屋根修理をしようと思ったら、多額の費用がかかるもの。

また、数多くの修理業者の中から気になるところを選んで比較検討する、業者に現地調査をしてもらうなど、依頼する側の負担は決して少なくありません。忙しい日々の中で、「まだ気のせいかもしれないし、その内しっかりと修理するから…」と思ってしまう可能性もあるでしょう。

しかし、事前に知っておかなければならないのは、「いざトラブルが本格化しても、すぐに修理対応してもらえるとは限らない」という点です。
大きなトラブルが発生したからといって、業者の比較検討をしないまま依頼するのは新たなトラブルの原因になるでしょう。
現地調査を受け、見積もりを提示してもらったら、その後修理内容や費用の妥当性について、しっかりと検討する必要があります。複数の業者から話を聞こうと思えば、この段階で1ヶ月程度の時間がかかってしまうようなケースも考えられるのです。

さらに、依頼したい業者が見つかったとしても、その業者のスケジュールが空いているとは限らないでしょう。

 

・修理費用が安い

・仕事が丁寧で口コミが良い

・スタッフや職人のコミュニケーション能力が高い

・見積もりがわかりやすく不安がない

・実績豊富で信頼できる

 

もし身近にこうした屋根修理業者があれば、「ラッキー」と思うのはあなただけではありません。
みんながその業者を利用しようとすれば、スケジュールはいっぱいになり、待機時間が発生してしまいます。

 

だからこそおすすめなのは、以下の2点を意識して行動することです。

 

・トラブルに気付いたら、できるだけ早い段階で気になる業者にコンタクトを取る

・小さなトラブルが発生した際に、あらかじめ信頼できそうな修理業者をチェックしておく

 

「屋根の修理」と聞くと、特別な出来事に思えるかもしれません。
しかし実際に生活していれば、気になる点や不安な点など、本格的な修理とまではいかなくても、プロの意見を聞きたい場面も出てくるはずです。

 

こんなときは、屋根修理業者と接触するチャンスでもあります。
面倒くさがらず、実際に業者とやりとりすることで、「大きな工事が必要になったタイミングで、信頼して任せられる業者かどうか」を見極められるようになるでしょう。依頼先の業者が決まっていれば、いざトラブルが発生したあとも、素早く行動できるはずです。

ぜひ普段から、屋根修理や屋根塗装について、意識してみてくださいね。

 

屋根や建物の寿命は適切なメンテナンスで伸ばせる

屋根修理が必要になる原因として、非常に多いトラブルが「雨漏り」です。
適切な時期に屋根塗装や外壁塗装を行い、防水性能を維持することで、突然のトラブルの見舞われるリスクは少なくなります。トラブル前のメンテナンスであれば、家族の予定に合わせてスケジュールを組みやすい点もメリットですね。

 

雨漏り箇所は屋根修理で直せますが、家全体の寿命を考えるなら、やはり「雨漏りさせない」のがベストです。
屋根修理が必要になる前に、ぜひ屋根塗装について検討してみてください。

 

 

ツジ建装 オフィシャルサイト