2022.05.12
外壁塗装にはいくらかかる!?外壁塗装の相場と、費用を抑えるための方法
長く住んでいると、どうしても傷んでしまうのが家の外壁。修繕したくても、「外壁塗装って高そう」「いくらでできるか分からない」と二の足を踏む方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装工事の価格は地域差や外壁の劣化具合で変わるため、価格は業者ごとにまちまち。ただし、定価はないものの「相場の目安」はあります。外壁塗装のおおまかな費用相場を知っておき、適正価格で手抜きのない工事を行なってもらうと良いでしょう。
今回は、費用相場の紹介と合わせて「少し価格を下げる方法」も解説します。
目次
外壁塗装の費用に含まれるものとは?
外壁塗装にかかる費用とその内訳
外壁塗装の費用には「塗装の費用」「人件費」「足場代」「その他作業費」がかかります。
塗料の品質の違いでも価格は大きく変わりますし、職人の資格や腕の良さで人件費にも差が生まれます。地域差などはありますが、おおよその相場の目安を以下にまとめたのでご参考にして下さい。
塗料代の相場価格
塗料の種類 | 価格相場/単位1㎡あたり | 耐用年数 |
アクリル | 1,400円〜1,600円 | 5〜7年 |
ウレタン | 1,700円〜2,200円 | 8〜10年 |
シリコン | 2,100円〜2,500円 | 12〜15年 |
ラジカル | 2,200円〜2,600円 | 13〜16年 |
フッ素 | 3,800円〜4,800円 | 15〜20年 |
遮熱・断熱塗料 | 4,000円〜5,200円 | 15〜20年 |
光触媒 | 4,700円〜5,600円 | 15〜20年 |
塗料の価格は、耐用年数が長いほど金額が高くなる傾向があります。金額を安く済ませたいからと安価な塗料を選んでしまうと、塗り替えの頻度が上がります。
外壁塗装の塗料は耐用年数や塗料の持つ効果を合わせて考え、長期的に見てコストがかからない選択をしましょう。
人件費の相場価格
人件費は外壁塗装の業務に携わる職人などに支払われる賃金です。経験が豊富で、腕の確かな職人ほど高くなります。また下請け業者に依頼する場合もあるので、流動的になりやすい費用です。
足場の相場価格
足場は1㎡あたり700〜1,000円が相場価格で、「足場面積(足場の外周の長さ)×足場の高さ」×1㎡の単価」で算出が可能です。以下に、足場代の費用相場を坪数別でまとめました。
坪数 | 足場代の費用相場 |
20坪 | 12万〜15万円 |
30坪 | 18万〜22万円 |
40坪 | 23万円〜29万円 |
50坪 | 29万円〜36万円 |
その他の作業価格
その他にかかる費用は以下のようなものが挙げられます。
その他作業 | 費用の目安 |
養生シート | 200円/㎡ |
飛散防止ネット | 150円/㎡ |
塗装前の高圧洗浄 | 200円/㎡ |
シーリング材 | 1,000円/㎡ |
下地補修 | 10,000円〜20,000円 |
現場管理費 | 30,000円〜50,000円 |
廃材処理費 | 10,000円〜30,000円 |
ほか、現場までの交通費等も必要となる場合があります。
30坪、40坪、50坪の坪数別で分かる、外壁塗装の費用相場
坪数別で見る、外壁塗装にかかる費用の相場とは
外壁塗装にかかる費用は、外壁の面積から窓などの塗料を塗らない部分を引いて算出されます。壁面に付属しているものの面積や使用塗料の種類など、さまざまな条件で価格は変わりますが、外壁塗装にかかる平均的な金額は以下のようになります。
・30坪:60円〜90万円
・40坪:80円〜100万円
・50坪:100円〜160万円
※ここでの坪数は、建物の総床面積(延坪)になります。建坪(1階部分の床面積/建築面積)とは異なるのでご注意下さい。
正確な坪数は建築時の図面(書類)を見るとすぐに分かりますが、相続や建築年数が経過しているなどの理由で書類が残っていない場合には「登記簿謄本」を取得しましょう。土地の面積から、おおよその坪数が推測できます。
また、外壁塗装と合わせて屋根塗装を行う場合は、屋根の大きさや形状によっても変わりますが、
・外装塗装の費用+30〜40万円
が相場となっています。
外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと足場設置代が2回分必要になりますが、同時に行うと1回分となり節約ができるのでおすすめです。
面積や構造、材質・塗料・劣化具合により金額が大きく変わる?
外壁塗装は家の造りの違いでも費用が大きく変わります。例えば、同じ坪数の家でも平家造りと2階建では外壁の表面積が異なるといった理由があります。
また、階数が異なれば足場の組み方も変わりますので、足場代にも差が出てきます。外壁の表面に凹凸があれば、通常よりも塗り面積が多くなります。また外壁材と塗料の相性もあるため、材質に合った塗料を選ぶことが重要です。
相性の悪い塗料で施工してしまうと、塗装の剥がれや膨れの原因になりますし、劣化が激しい外壁には塗装前の補修作業に用いる下地材がたくさん必要です。費用を抑えるためには、早めの修繕が大切と言えるでしょう。
外壁塗装の見積書で必ず確認したいこと4選
塗装をする場所が見積書に書かれているか
見積もりを出してもらったら、「どこを塗装するか」をよく確認しましょう。外壁部分以外にも、「鼻かくし」「雨どい」「破風板」「笠木」「雨戸」「戸袋」「門柱」「門扉」などへの塗装も必要です。
家の劣化を防ぐには、付帯部分への塗装も不可欠。付帯部分の工事が詳細に記載されているかを必ず確認しましょう。
見積書の内容は具体的か?詳細に書かれているか
「〇〇一式」などが見積書に記載されていると、施主が「一式って何?」と不安になると思います。極端な例ですが、「足場一式 20万円」「外装塗装 一式 80万円」と、ほとんどの項目が記載されていたらどう感じますか? できれば、その業者との契約はなかったことにしたほうが良いと考えるのではないでしょうか。
見積書に詳細を記載せず、後々「追加工事が発生しました」などと理由を付け、追加料金を請求される可能性もあるかもしれません。
見積書を見る際は、「何に(項目)」「何を使用して(内容)」「どのくらいの範囲を(面積)」「いくらで(単価)」と具体的な内容があるか必ず確認しましょう。
損害保険の加入や工事保証はあるか?
「リフォーム瑕疵保険」に加入している業者であれば、施工後に欠陥などが見つかった場合に補修費用が保険金として支払われます。また、損害保険に業者が加入していれば、万一業者が倒産して補修できなくなった場合も施主が直接保険金を受け取れます。
独自の工事保証を設けている業者もありますので、施工後のアフターフォローの一環として、保険や保証に関することを担当者に聞いておくと安心です。
支払い方法・支払い時期の記載はあるか?
工事にかかる費用は後払いか先払いか、2回分納なのかなど、支払い時期に関することを確認しましょう。
業者によって現金のみの支払いという場合もあるため、クレジットカードやローンでの支払いが希望の際には、取り扱いのある業者を探しましょう。
外壁塗装の費用を相場よりも抑える7つの方法とは?
各自治体のリフォーム助成金・補助金や火災保険などを活用する
外壁塗装では「助成金制度」や「補助金制度」を受けられる地域があります。制度の有無については各自治体への確認が必要ですが、見積もりを出してもらう際に地元で助成制度があるかどうかを担当者に確認しても良いでしょう。
状況次第では、火災保険を使用することもできます。ただし、火災保険を適用する場合には、以下の3つの条件を満たさなければなりません。
・災害により外壁・屋根の補修が必要になった
・被災から3年以内の申請
・損害の補修費用が火災保険の免責金額を超えること
まずは外壁塗装業者に診断してもらい、外壁診断をしてもらいましょう。
外壁塗装診断とは?リフォーム前にチェックが必要な理由と確認項目・注意点も
火災保険の適用は、保険会社が現場写真を見て判断するため、外壁塗装業者は判断できないことも覚えておきましょう。
火災保険の申請に必要となる書類は、「保険会社からの書類」「補修費用の見積書」「現場状況が分かる写真」の3点です。業者と相談しながら、不備のないよう申請を進めましょう。
また、火災保険での工事は「原状回復」を目的とした場合に限られます。「現時点よりも住まいの機能を向上させたい」という理由での使用はできません。
住宅ローンの借り換えを利用した「0円リフォーム」が活用できるかを確認する
今支払っている高金利の住宅ローンから低金利の住宅ローンに借り換えることで、「0円リフォーム」を行える可能性があります。そのためには、以下の3項目すべてを満たすことが必要です。
・現在の住宅ローンの残高が1,000万円以上
・返済期間の残りが10年以上
・金利が1.5%以上
この方法は、将来的に支払う予定だった金利を大幅に減らし、減った金利をそのままリフォーム費用に充てることで実現します。借り換えを検討している金融機関に相談し、金額差がどの程度あるか試算してもらいましょう。
外壁塗装と一緒に屋根塗装を合わせて行う
雨風に晒され続ける屋根も、外壁と同様に定期的なメンテナンスが必要です。
外壁の塗料と屋根の塗料は異なりますが、耐久年数が同等程度のものを選べば次回も同じタイミングで工事を行うことができます。同時に行えば足場の設置が一度で済みますので、その分足場代の節約になります。
地域密着型の塗装業者や工務店、職人に依頼をする
リフォーム会社やハウスメーカーに依頼をすると、その多くが下請けや孫請けに仕事を依頼するため、中間マージンが発生します。そのため、同じ工事を行うにしても、地元の塗装業者に依頼をしたら100万円で済む工事が160万円になるといったことが起こるのです。
一方、自社スタッフが施工を行う地域密着型の外壁塗装業者などは、そういった余分な費用の発生がほぼありません。
繁忙期を避ける
閑散期に工事を行うと塗装工事費が割安になり、価格を抑えて工事を行える可能性があります。
外壁塗装の繁忙期は春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)です。閑散期にあたるは夏(6月〜8月)と冬(12月〜2月)となっています。
しかし近年では塗料の品質も向上しているため、天候の条件さえ合えば季節を問わず外壁塗装工事が行えるようになりました。
夏は突然の雨などで工事の中断もありえますが、天気が良い場合は日暮れが遅く、長時間作業がきます。冬場になれば日没が早く、1日の作業時間は短くなってしまいますが、比較的天候が安定しておりスケジュールは組みやすいでしょう。夏にも冬にも、それぞれ日程のずれが少なくて済む利点があります。
夏と冬が閑散期とされる理由には、塗料の性質上低温または多湿の環境では塗料の乾燥が進みにくい点が挙げられます。2度塗り・3度塗りに時間を要する可能性はありますが、環境要因は地域によっても差があり、どんな場合でも夏や冬がNGとは一概に言い切れません。
時期によっては、腕の良い業者にお値打ち価格で工事を行なってもらえる可能性があります。季節を問わず、気軽に業者へ相談してみましょう。
長期的にランニングコストがかからない方法を選択する
ランニングコストとは維持費のことですが、外壁塗装でも塗料の費用と耐用年数からランニングコストを考慮することが大切です。
塗料は種類によって耐数年数がまったく異なり、耐用年数の長い塗料のほうが価格は高めです。しかし、工事には塗料代だけではなく、職人の人件費や足場費用もかかってきます。工事の回数が増えれば、それだけ必然的に多くの費用がかかることになるでしょう。
例えば、耐用年数10年の塗料で工事を行う費用が100万円とします。向こう30年の間には塗り替えが3回必要となり、総費用は300万円となります。
一方で、耐用年数15年の塗料を使う工事費用が120万円だとします。しかし向こう30年の間で行う工事は2回で済み、総費用は240万円と安くなります。
長い目で見ると、単価は多少高くても耐用年数が長い塗料のほうが、ランニングコストは60万円も安くなることになるのです。
外壁の劣化が進行する前に業者に依頼する
外壁工事と医療は考え方に通じる点があると言われます。いずれも、重症になるまで放っておく前に、早く修繕(治療)をしたほうが費用も安く済みます。
例えば、サイディングの外壁では継ぎ目にシーリング材を詰めています。このシーリング材は年月が経過すると硬くなって縮み、隙間ができてしまいます。
シーリングの劣化が見つかった時点で修繕をすれば、総コストは低く済みます。しかしシーリングの劣化などたいしたことはないと思い、放置すると後が大変になります。
隙間から雨水が侵入して内部に損傷をきたすと、その分だけ工事範囲も広がって多額のコストがかかることになるでしょう。
家の寿命を縮めないためにも、またコストを抑えるためにも、定期的に目視で外壁の状態を確認して不具合を早期に見つけましょう。
適正価格で安心工事を行ってくれる外壁塗装業者の特徴3選
地元の施工実績が多い
地元で数多くの実績を持つ歴史のある業者は、工事の品質も確かである可能性が高いでしょう。地元での評判が高く、会社も長く続いているということは、たくさんのお客様から信頼されている証にもなります。
現場の確認(外壁診断)を丁寧に行ってくれる
外壁診断は工事を行う上で重要な作業です。知識のある専門スタッフによる確認があれば、その後の工事にも信頼が持てます。
優良業者の中には、問題のある場所を撮影し、診断報告書にまとめてくれる業者もあります。どこが悪いかが一目瞭然で、工事箇所も分かりやすくなるため、安心して工事を任せることができるでしょう。
火災保険を適用した外壁塗装工事の実績がある
火災保険が適用になる工事でも、業者側にその知識がなければ提案してもらえません。担当者の知識の有無は、工事費用を大きく左右することにもなります。
損害保険を活用して工事を請け負った実績が豊富なら、さまざまな角度からの提案も期待できるでしょう。
外壁塗装工事を始める前に、支払いの方法と支払いのタイミングを確認しよう
まずは支払い方法をチェック
外壁塗装の支払い方法には、「現金」「クレジットカード」「ローン」の3パターンがあります。
現金払い
外壁塗装で最も一般的な支払い方法で、手数料などがかからないことが利点です。ただし当然ながら、まとまった現金の用意が必要となります。
カード払い
クレジットカード決済に対応する業者では、カード払いも可能です。ポイ活(ポイントをためる節約術)などが一般化したこともあり、根強い人気のある支払い方法です。ローンのように年収や勤務先などの個人情報を都度書く必要がなく、決済処理が簡単。使用に際しては、カードの利用限度額や手数料などを事前に調べておくといいでしょう。
分割払いを利用する際には利息が付くことも考慮し、塗装会社が分割払いに対応しているか確認を行いましょう。
ローン(リフォームローン)
まとまったお金が手元にない場合や、今ある現金を手元に残しておきたい際に便利な方法です。利用する場合は、外壁塗装の業者または住宅ローンの借り入れ先や銀行、信販会社に相談をします。
住宅ローンを利用中の場合、同じ借り入れ先にお願いすると、リフォームローンと住宅ローンの一体型商品に借り換えできる場合もあります。業者によっては提携ローンを紹介してくれることもあるので、工事内容と合わせて見積もり時に相談しましょう。
なお、「クレジットカード」と「ローン」に対応していない業者もあります。支払いの段階で困らないよう、見積もり時にしっかり確認しておきましょう。
リフォームローンは減税対象にも
リフォームローンを活用する場合、所得税の減税措置が受けられます。ただし控除を受けるには条件があり、以下すべての要件を満たすことが必要となります。
①返済期間が10年以上のローンであること
外壁塗装時に新たに借り入れたリフォームローンでも、住宅ローンと一体化した商品でも大丈夫です。(ただし、「借り換え後の期間が10年以上」「借り換え前の住宅ローン控除を受けた期間は10年未満」であること、「借り換え後のローン残高×借り換え前のローン残高÷借り換えたローンの借入額」分のみが控除の対象となります)
②居住用の住宅であること
事務所や投資目的の物件はできません。
③床面積の1/2以上が居住用であること
SOHOなどの場合注意が必要です。
④工事完了後、6ヶ月以内に入居をし、その年の12月31日まで継続して住み続けていること
⑤工事後の床面積が50㎡以上あること
⑥工事費用が100万円以上
⑦特別控除を受ける年分の合計所得金額が3000万円以下であること
(参考:国税庁ホームページ)
支払いが発生するタイミングの確認を
工事費用の支払いは「一括後払い」「2回払い」「3回払い」「一括先払い」があります。
一括後払い
現在主流のパターンで、工事が完全に終わった後に支払う方法です。
2回払い
施工前と施工後に、半額ずつ支払う方法です。業者は入金額を塗料や材料費に使用でき、施主は一度にまとまった金額を支払わなくて済むというメリットがあります。
3回払い
施工前に1回、施工途中に1回、施工後に1回の計3回に分けて支払う方法です。ただし、戸建て住宅での工事でこの方法はほとんど用いられません。工事規模が大きく、費用が莫大になる際に用いられます。
一括先払い
施工前に全額支払う方法です。一般的な優良業者では、この支払い方法を用いることはありません。お金を受け取って、工事を完了しないまま業者と連絡が取れなくなるなど悪徳業者による被害報告もあるため、一括先払いを迫る業者との契約は避けたほうが無難です。
支払いが発生するタイミングは業者により異なるため、必ず事前に確認しましょう。
頭に置いておきたい「クーリングオフ」
特定商法取引法により、外壁塗装は「クーリングオフ」の対象となっています。
外壁塗装業者における「訪問販売によるリフォーム工事」と「点検商法」の両方を合わせると、2018年からの5年間で毎年1万件を超える相談が「独立行政法人 国民生活センター」に寄せられています。
もしも契約を結んでから問題点に気づいた場合は、速やかにクーリングオフを行なって下さい。以下の条件に当てはまれば、契約の解除ができます。
・訪問または電話営業で契約してから8日以内
・契約を結んだ場所が事業所ではない(施主の自宅やファミレスなど業者の会社以外)
・契約書面に必要事項が書かれていない・書面が交付されていない場合
ただし、業者側の虚偽報告などの理由で8日以内にクーリングオフができなかった場合は、期間が過ぎてもクーリングオフを行えます。その場合電話やメールでの契約解除要請は避け、記録が残る方法(はがき)で申し出るようにしましょう。
業者側の対応に困った場合には、「独立行政法人 国民生活センター」に連絡の上相談して下さい。
訪問販売・悪徳業者にはくれぐれもご用心!!
「モニター価格」や「足場代0円」など、安さを売りにする業者には要注意
「格安で修理を行います」「今だけのキャンペーン価格」などと、安さだけを売りにする業者には注意が必要です。工事費用が安いということは、工事を手抜きされることも考えられるためです。
また、「自己負担金が0円で済む」「火災保険を使えば無料で工事ができる」などと言って、執拗にアピールしてくる場合も要注意です。火災保険の適用は、保険会社が確認を行わなければ判断できません。保険が使えると簡単に言う業者には、気をつけたほうが良いでしょう。
訪問販売業者への対応は「焦らず」が鉄則
外壁の劣化具合は外から見て分かりやすく、訪問販売も行いやすいという点があります。それだけに、飛び込みでやってきて「大変だ」と必要以上に不安を煽ったり、契約を焦らせたりする業者も現れます。
外壁塗装屋と名乗る人から問題点を指摘されると焦るかもしれませんが、一旦落ち着きましょう。優良業者であれば外壁診断すら行わずに「危ない」などとは言ってきません。
もし訪問営業に勧誘された場合、基本的にその場では前向きな返答をしないほうが良いでしょう。信頼できる業者を探して、丁寧な診断を実施してから修繕の依頼を決めることが、納得の外壁塗装につなげるコツです。
複数の業者から見積もりを取って、地元の外壁塗装工事の相場を自分で確認しよう!
見積もりは3社以上から取って、比較検討をするのがおすすめ
外壁塗装工事には定価がないからこそ、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討しましょう。「見積もりを依頼したら工事をお願いしなければならない」ということはありません。
外壁塗装は業者によって価格の違いも大きいものです。できれば3社以上の業者に見積もりを依頼し、内容を比較検討して下さい。
丁寧な見積書と大雑把な見積書など、複数の業者から見積もりを取れば対応の違いも分かってきます。見積もりに関する打ち合わせなどで、業者の知識量や人となりが現れる場面も多々あるでしょう。
複雑な見積もりの内容が理解できる「リフォーム見積もり相談マニュアル」の活用を
「複数社から見積もりを取ってみたはいいけれど、何が書いてあるのかよくわからない」「頼んだリフォーム工事の内容はちゃんと含まれているのだろうか」など、検討中にお悩みが生じることもあるでしょう。そのような時に活用したいのが、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターによる「リフォーム見積もり相談制度」です。
一級建築士の資格を持つ相談員の方と相談ができ、法的な問題は弁護士への確認も可能です。また国土交通省の管轄ですから、より安心して利用できるでしょう。
利用方法は、電話で相談後、見積書を郵送かファックスで送り、後日相談員から連絡が来る、といたってシンプルです。サイト内には見積もり事例や相談事例もあるので、不安を解消したい方は一度サイトを訪問してみてはいかがでしょうか。
満足できる外壁塗装工事を行うためには、費用の相場を理解することが大切!
最後に、外壁塗装の費用相場の目安についてざっくりとおさらいしましょう。
【外壁塗装の場合】
・30坪:60〜90万円
・40坪:80〜100万円
・50坪:100〜160万円
【屋根も合わせて塗装を行う場合】
・外壁塗装の金額+30〜40万円
【工事費用を抑える方法】
・早期発見・早期修繕
・地元の業者に依頼する
・繁忙期を避ける
・外壁塗装と屋根塗装を合わせて行う
・長期的に見てランニングコストがかからない選択をする
・助成金や火災保険の利用も検討
これらを念頭に置き、複数の業者から見積もりを取って末長くお付き合いができる業者を見つけましょう。
地元・愛知県で年間300棟の実績を持ち、創業から20年で5,000件の塗装工事を行う「ツジ建装」は、国土交通省認定の「一般社団法人 日本塗装工業会」に入会しており、施工品質の良さが認められています。
過去の実績データと知識から「ベストな提案」を行ない、「一級塗装技能士」や「一級防水施工技能士」など、国が認める資格を所有した職人が施工を担当。外壁塗装をお考えの際は、ツジ建装までぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
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