2022.05.12

外壁塗装の色で失敗しないために!色選びのコツから人気配色まで徹底解説

家の外壁は、7年〜10年ほどで塗り替えるのが一般的です。

外壁の塗り替えリフォームをするにあたって、「素敵な家にしたい」「おしゃれな家にしたい」、こんな風に思っている方は多いでしょう。

 

家の印象の大部分は、外壁の色によって決まるといっても過言ではありません。毎日目にする家ですから、色選びで失敗したくありませんよね。

とはいっても、いざ外壁の色を決めるとなると、なかなか決めきれずに迷ってしまうことはありませんか?

 

色決めの手順や、よく使われる配色、色決めの注意点を事前に知っておけば、大きな失敗を防げます。

この記事では、外壁の色の選び方を徹底解説します。外壁の色選びについて知り、納得のいく理想の家を手に入れるための第一歩を踏み出してみてください。

 

目次

壁塗装の色を選ぶには?3つのステップを解説

「外壁の色を決めたいが、何から始めればいいのかわからない」という方も多いでしょう。

この章では、外壁塗装の色を選ぶための3つのステップについて解説します。

 

ステップ1:外壁カラーのイメージを固める

まずは、どんな印象の家にしたいか、イメージを固めましょう。最初にイメージを固めておくと、色を選びやすくなります。

「スタイリッシュ・クール・モダン」「ナチュラル・安心感」「クラシカル・重厚感」など、実現させたい家のイメージを言語化しておきましょう。

 

ステップ2:外壁のメインカラーを選ぶ

イメージが固まったら、外壁のメインカラーを選びましょう。

メインカラーは、「外壁(1階・2階)」と「屋根」に大きく二分して選びます。

 

<イメージ別 メインカラーの例>

スタイリッシュ・クール・モダン 黒・ブルー・グレー・白
ナチュラル・安心感 薄いグリーン・クリーム色・キャメル色
クラシカル・重厚感 黒・濃いブラウン・キャメル色


色のイメージが浮かばない場合は、カラーシミュレーションでチェックしてみると、色選びの参考になります。

 

ステップ3:家の付帯部のカラーを選ぶ

次に、家の付帯部のカラーを選びます。付帯部とは、具体的に以下のような部分を指す呼称です。

 

・軒天

・樋、破風板、帯、水切り

・サッシ

・玄関扉

・基礎

 

外壁だけでなく、付帯部の色も家の印象を決める重要な要素です。

一度カラーシミュレーションをして、イメージをつかんでみてください。

カラーシミュレーションは簡易的なものです。ディスプレイの色味と実際の色味は異なりますので、あくまで参考としてご利用ください。

実際はご契約後に、カラーコーディネーターの資格を持ったスタッフが、お客様のイメージに合わせたカラーシミュレーションをご提案いたします。

 

おしゃれな外壁はこんな色!人気の配色をご紹介

では実際に、おしゃれな外壁にするにはどのような配色にすればいいのでしょうか。

人気の配色をご紹介します。

 

外壁・屋根の人気カラーは?

外壁は、薄いブラウンを基調としたカラーが人気です。白やクリーム色、モカ、ベージュなど、ナチュラルで優しい色が選ばれています。

一方、屋根はグレーやチャコール、深いグリーンなどの暗い色が人気です。

 

外壁も屋根も似た明るさの色だと、ぼやけた印象になってしまいます。屋根か外壁、どちらかを明るめの色にする場合は、もう片方を濃いめの色にするのがおすすめです。

 

外壁の人気配色5選

では、おしゃれな配色には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。外壁の人気配色の具体例を5つ紹介します。

 

白×ネイビーでモダンな雰囲気

白とネイビーの組み合わせは、パリッとメリハリが利いてモダンな雰囲気になります。

 

ブラウン×濃いグレーでクラシカルな雰囲気

ブラウンと濃いグレーの組み合わせは、重厚感があり落ち着いた雰囲気になります。

 

薄いグレー×チャコールグレーで優しい雰囲気

同系色で濃さを変えると、まとまりが出てナチュラルな雰囲気になります。薄いグレーや薄いブラウンを加えると、優しげな雰囲気になります。

 

クリーム色×レッドで可愛らしい雰囲気

クリーム色の外壁とレッドの屋根の組み合わせは、ヨーロッパ風で可愛らしい雰囲気になります。

 

黒×ブラウンでスタイリッシュな雰囲気

どちらも濃い色でまとめた黒とブラウンの組み合わせ。高級感がありスタイリッシュな雰囲気になります。

 

人気のツートン(ツートーン)カラーにするには?配色のコツを解説

おしゃれな外壁の配色といえば、ツートン(ツートーン)カラーが人気です。ツートンカラーとは、外壁と屋根で1色ずつ塗るのではなく、外壁を2色(ツートン)で塗り分ける方法です。

ツートンカラーをおしゃれな配色にするためには、ちょっとしたコツが必要です。

 

2色の比率は6:4か7:3

ツートンカラーはバランスが大事です。2色の比率は6:4か7:3がおすすめです。

 

落ち着いた色で、かつ同系色を選ぶ

黒×グレーや、ブラウン×クリーム色といった、落ち着いた色、かつ同系色でまとめると失敗が少ないです。

 

付帯部のカラーをセパレーションカラーとして使う

2階建の場合は、1階と2階の境目として、帯板と呼ばれる装飾が施されています。その帯板を、上下の色と被らない色にすると、セパレーションカラーとして全体を引き締めてくれます。例えばクリーム色×薄いグレーといった、全体的に優しい色合いの外壁であれば、帯板を黒にすると全体が引き締まります。

 

ツートンの塗り分け方をひと工夫する

ツートンカラーの外壁は、1階部分と2階部分で塗り分けるのが一般的ですが、他にも塗り分け方のバリエーションがあります。

外壁の中央に、縦のラインを入れるようにして塗り分けると、スタイリッシュな印象の外壁になります。

バルコニーや玄関など、凹凸のある部分で塗り分けるのもおしゃれです。

 

外壁をさまざまな色で塗り分けるのもおしゃれですが、使う色は3色までにするのがおすすめです。

3色に塗り分ける場合は、「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」に分けて色を選びましょう。

 

ベースカラーは全体の70%ほどを占めるカラーで、家の印象を決定づけます。

アソートカラーは全体の25%ほどで、主役になるような色です。ベースカラーと調和するような色を選びます。

アクセントカラーは全体の5%ほどを占めるカラーです。差し色の役割を果たします。

 

外壁塗装の色選びにはこんな方法もアリ

自分の家の外壁を、好みのカラーにできたら素敵ですよね。ですがなかなかイメージが湧かない、カラーが決めきれない、どんな色にしたらいいかわからない、と悩んでしまうこともあるでしょう。

 

そんな時は、以下のような方法でカラーを決めてみてはいかがでしょうか。

 

風水も参考にしてみる

風水は、衣食住など自分を取り巻く環境を使って運気アップをめざす、中国発祥の環境学です。運気アップのため、外壁の色に風水を取り入れる人も少なくありません。

 

風水における、外壁の色が持つ意味を一覧表で解説します。

 

白・ベージュ

白は潔白の象徴。気持ちをリセットして、仕事・家庭を充実させる効果が期待できます。

グレー

グレーは誠実さの象徴。心を落ち着かせたり、仕事運をアップさせたりする効果が期待できます。

関わりたくない人との関係を断つとされている黒。孤独や秘密の意味にも繋がるため、全面ではなく外壁の一部分に黒を取り入れてみてはいかがでしょうか。

赤・オレンジ

レッドは明るさやエネルギーの象徴。積極性や行動力をアップさせ、勝負運や仕事運の上昇にも効果があるとされています。

ブルーは落ち着きや知性の象徴。落ち着きを与え、仕事や勉強の効率を高める効果があるとされています。

イエロー

イエローは金運や人気運の象徴。プラス思考や変化にも良い影響があるとされています。

ピンク

人間関係を良くするといわれているピンク。恋愛運や仕事運アップが期待できます。

グリーン

植物を連想させるグリーンは、発展の象徴。仕事運アップや家族の健康維持、不動産価値の向上といった効果が期待できます。

ブラウン

ブラウンは安定の象徴。家族みんなが健康に、安心して暮らせる効果が期待できます。

 

運気アップや理想の家庭づくりのために、外壁の色に風水を取り入れるのも一つの方法です。

 

汚れが目立たない色にする

外壁は、風雨やホコリ、排気ガスなどでどうしても汚れがついてしまうものです。外壁の色は、なるべく汚れが目立たない色にするというのも一つの方法です。

基本的に、白や黒は汚れが目立ちやすい色です。また、赤や緑などの原色系は経年劣化で変色しやすい傾向にあります。

 

薄いグレーやベージュ、薄いブラウンなどは汚れが目立ちません。

 

室内温度への影響を考慮する

「外壁を濃い色で塗ると、室内温度が高くなってしまうのでは?」と思われがちです。

確かに外壁の温度は色によって変化しますが、室内への影響はあまりありません。

室内温度に大きく影響があるのは、外壁ではなく屋根の色です。室内温度が高くなるのを防ぎたければ、屋根を暗い色にするのは避け、薄い色を選ぶことをおすすめします。

 

周囲の家との調和を考慮する

周囲の家の外壁と、トーンを合わせた色にするのもおすすめです。

必ずしも同じ色にしなければならないというわけではありませんが、悪目立ちしないような色を選ぶのも外壁の色決めに重要なポイントです。

 

実際に家の周辺を散策してみて、他の家の色味をチェックしてみましょう。

また、家の外観に関する自治体のガイドラインがあれば、それも参考にしてみることをおすすめします。

 

外壁の色決めにおける注意点

さいごに、家の外壁の色を決める際の注意点を解説します。

イメージだけで決めてしまうと、実際の仕上がりと食い違いが生じかねません。色見本や完成事例をチェックしながら、外壁の色を決めましょう。

 

カラーシミュレーションをする

ツジ建装では、ご契約後にお客様のイメージに合わせたカラーシミュレーションをご提案しています。

ざっくりと色のイメージをつかみたい場合は、簡易的なものではありますが、カラーシミュレーションでチェックすることもできます。

ディスプレイの色味と実際の色味は異なりますので、あくまで参考としてご利用ください。

 

色見本をチェックする

シミュレーションの色味と、実際の印象との差をチェックするために、色見本で確認します。

外壁の色は、面積によって見え方が異なります。広い面積では、明るい色はさらに明るく、暗い色はさらに暗く見えます。

 

色見本をチェックする際は、A4などの大きめのものを作ってもらいましょう。色見本を太陽光に当ててみたり、外壁に当ててみたりするなどして、実物のイメージをつかむことをおすすめします。

 

ツヤの度合いによる印象の変化を考慮する

ツヤの度合いも、外壁の印象を決める重要な要素です。

ツヤの度合いは、「ツヤ消し・三分・五分・七分」の4種類があり、色選びの段階で決めておく必要があります。

 

和風の住宅や、クラシカルな雰囲気の住宅にしたい場合は、ツヤ消しがおすすめです。

ツヤ消しには、経年劣化による古ぼけた感じが出づらいというメリットがあります。塗りたてのピカピカした感じを避けたいという方にもおすすめです。

 

ただし、ツヤ消しはホコリや汚れが付着しやすいというデメリットがあります。また、ツヤ消しは添加物を加えてマットな質感を表現しているため、ツヤありに比べてほんの少し耐久性が下がります。

 

マットな印象の外壁にしたいけれど、汚れが目立つのも避けたいという場合は、ツヤの度合いを三分か五分にすることをおすすめします。

 

塗装後の写真や現場を見せてもらう

良いと思える色が見つかったら、実際にその色を塗装した家の写真や、現場の様子を見せてもらいましょう。

実際の現場を見ることで、色の印象だけでなく、汚れや色褪せ、経年劣化による見た目の変化をチェックできます。天候による色の印象の変化もチェックしておきましょう。

 

塗り替えリフォームならツジ建装にご相談ください!

この記事では、家の外壁塗装の色決めについてご紹介しました。

外壁の色で失敗しないためにも、色決めのポイントを押さえておくことをおすすめします。

 

塗り替えリフォームなら、名古屋市のツジ建装までご相談ください。お客様のご要望を丁寧にヒアリングした上で、建物の状態を入念にチェックし、建物にあった外壁塗装のご提案をいたします。

色決めの際には、カラーコーディネーターの資格を持ったスタッフがカラーシミュレーションを制作いたします。お客様のイメージに合う色や流行りの色など、ぜひお気軽にお問合せください。ご相談・調査・お見積は無料です。

 

 

 

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